<江戸>妻を自殺に追い込んだが無罪になった男

ぐっ

 

 

 

江戸時代に実際にあった話。

とある、ところに町人の夫婦がいた。

 

夫は、ここ最近、「妻の行動が怪しい・・・」とか思っていた。

つまり、知らぬ間に、浮気(不倫)しているんじゃないか?

とか思っていた。

 

なぜなら、「銭湯に行ってくる~」とか

(家庭に風呂が無い時代)

「ちょっと買い物に~」とか言って、よく出かけては

帰ってくるのが、ちょっと遅すぎるし、

やっと帰ってきたか?と思ったら

酒に酔って帰ってくることもあった。。。。

 

(単に、家にいたらストレスたまるから、

外で発散しているだけじゃないか?

とか思うのは私だけか?、、、そしてそれは、夫が原因では?)

 

 

「お前ここのところ、

ちょっとした外出にしては帰りが遅すぎるんじゃないか?」

とか、軽く、とがめることはしても

なんの証拠も無いのに、「浮気してるだろ!」と

問い詰めることまではできなかった。

 

 

しかし、疑い深く、思い込みの激しい夫は

ある日とうとう妻に対して

「お前、外で絶対、浮気しているだろ!

相手は、どこのどいつだ、そいつの名前と住所を言え」

と問い詰めた。

 

妻は

「私は浮気なんか、してないわよ!

ちょっと、帰りが遅いぐらいで、あなたどうかしているんじゃないの?」

とか言って反論したが、夫は聞く耳持たず。

 

夫は、妻に対して、さらに

「そこまで浮気を否定するのであれば、紙に誓約書として

“私は浮気していません”と書いて、

その紙を今この場で飲み込んで見せろ!!」

とか言って、せまった。

 

さすがに、それには妻もキレて、

「そこまで私のことを疑うのであれば、今この場で死んでやる!」

と、言い出して

小刀を持ちだして刃先を自分のノドにあてた。

 

けれども、夫は、それを妻の“つたない脅し”だと思って

「おぅ、やれるもんならやってみせい!」

などと言ってあおり、止めようとはしなかった。

 

そして、そのまま妻は本当に、自分のノドを突いて

夫の目の前で自殺してしまった、、、、ということがあった。

 

それで、夫は「マジかよ・・・」と思いつつも

さすがに人が一人死んでしまい、隠せるモノでも無いので

いたしかたなく、奉行所(警察署)に、この件を届け出た。

 

それで、まぁ、一応事件として、扱われ審理されることになった。

 

 

現代の基準で考えると、この夫は、何かの罪に問えるんでしょうかね?

本当に妻が自殺するとは思っていなかったとはいえ、

自殺するのを止めずに軽くあおって

自殺の教唆(自殺するようにほのめかした)とかになるのでしょうか?

 

自殺に使った小刀は、妻が持ち出しから、自殺の幇助(自殺の準備を手伝った)

にはならんのでしょうが、、、、、

 

また、浮気の疑いを晴らさせるために妻に対して

誓約書を書かせて、その紙を飲め、とか強く言っていますし

それは強要ともいえるでしょうが、、、、、、

 

まぁ、あくまで、これらは現代で言えることであって

江戸時代の日本に、そのような刑法的な考え方は

まだ根付いてはいませんが、、、

それでも、まぁ一応、妻のそのような自殺が事件として扱われたこと自体が

私には、ちょっと驚き。

 

まぁ、しかし、私のこのような予想は、ある意味では、やはり当たっていた。

 

 

最初、夫が、奉行所(警察署)に、妻が自殺したことを

詳細な部分は、曖昧に、にごしながら

「妻が、部屋で一人で勝手に自殺していたんですよぉ~」

とか言って、申告していたが、

よくよく、さらに奉行所の人間(警察署の警察官)が

強く、夫に取り調べをして問いただしてみると

夫が強く妻にいいよって、心理的に追い詰め、その結果

妻が自殺におよんでしまった、という

自殺の詳細な経緯が分かった。

 

それで、夫が最初に奉行所(警察署)に、嘘をついていた、

お上に嘘をつくとは、その態度、実に、けしからん!

ということで、その夫を

「地元から追い出して、もう二度と戻ってくるな!」という刑に

しようと思っていたが

奉行所(警察署)の中で、あ~だこ~だ、と話し合って

上司などとも相談したところ、結局、その夫に対して

たったの、軽い口頭注意で終わってしまった。

 

つまり、

「あんまり、まわりの人に迷惑をかけるような騒ぎを起こすのではないぞ!」

と、ちょっと言われただけで、今回の事件の処分は終わってしまった。。。。

(ほとんど無罪同然)

 

その理由としては、

夫を取り調べて分かったことの中で

夫が、妻に対して

紙に誓約書として「私は浮気してません」ということを書いて

その紙を、俺の目の前で、飲み込んで見せろ!と

せまった時に、妻が、これを拒んだから!、、、ということであった。。。。

 

もし、本当に、妻が浮気していなかったのであれば

きっと誓約書を書いて、その場で飲み込んだはずだ!

それをせずに、そのまま自殺してしまったのは

浮気していたからに違いない!

だから、全面的に、その妻が悪い!!、、、、という

奉行所(警察署)の中の結論にたどり着いたからだ・・・?????

 

 

江戸時代、当時、妻の浮気ないし、

結婚している妻の不倫は重罪であった。

(処刑されても、おかしくはない)

 

勝手に、奉行所から、死んだ妻は浮気をしていた重罪人である!と

特に証拠も無く、浮気相手も判明していないのに

決めつけられてしまい

(本当に浮気してなきゃ、証拠も、浮気相手も判明するわけが無い・・・)

そんなことしていた女が、

どのような経緯で死んでしまおうが、まったく問題は無い!

という扱いにされてしまった。

 

 

それどころか、妻に浮気されてしまった、、、と思われる

夫に対して、

奉行所(警察署)は、ひどく同情的であり

自分の知らないところで、妻に不倫された上に

目の前で勝手に死なれて、すごく迷惑した被害者として扱われたとか。。。。。

 

やっぱり江戸時代でしたねぇ・・・チャンチャン!

 

 

 

 

 

SH

 

 

 

 

 

残りの1%は事実なのか?

まぁ、とにかく、その“思い込み”も、うまく利用できれば

なにかを成し遂げるためにパワーになる、やったぜ!

 

 

 

 

 

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