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<江戸>落ちたクビ吊り遺体は誰の管轄?

ヒモ

 

 

江戸時代のお話。

当時、町で起きた事件は、町を担当する普通の警察が捜査した、そして

寺とかの内々で起きた事件は、寺を担当する専門の配備された警察が

捜査することになっていた。

まぁ分業?ですね、分業。




現在の警察でも、なにかしら事件が起きたら

その事件が起きた地域を担当する警察が、捜査しなければいけないのと

同じような感覚ですよ。




そして、江戸時代のある日、とある寺の門に縄をくくりつけて

首をつっていた人がいた。もう死んでますがね。




で、そこを通りかかった人達は皆、

その死体をジッーと下から野次馬のように見ていた、ワケですが、

あら?縄が自然にほどけて、とうとう下に落ちてしまったよ・・・




そして下に落ちた死体さんは、ちょうど

上半身が寺の門から外に、そして下半身は門の中に入るようにして

横たわる形になってしまった。

どうするんだコレ。




門から外は、一般の町の警察の仕事、

そして門から内は、寺の専門の警察の仕事・・・なんだけれども

いったいこの場合、どっちが担当しなければいけないのか?




どっちの警察官もクビつった人のいろいろな処理などを引き受けて

自分たちの仕事を無駄に増やしたくなかった。

当時たださえ警察官の人手が、起こる事件の数とは逆に

まったく足りてないというのに。




互いに、「お前の仕事だろ!」と押し付け合い、おおいに揉めたそうだ。

アレだな、

昔なんかのドラマでやっていたが、川から流れてきた土左衛門が

ちょうど、地域の境目まで流れてきて

片方の地域の警察達が「もっと流れろ!」と叫んでいるのにたいして

もう片方の地域の警察官達が「流れるな!とどまれ」と

その川を漂っている土左衛門を見ながら、河原で叫び合っているのを

思い出した。




そんなこんなで、各担当の警察が醜く揉めているのを見かねて

とうとう、当時のセーフのお上が出てきた。

そして、そのお上いわく、今回の件は首吊りだろ?

だったら、やっぱりクビのある上半身が入っていた方が

担当すべきなんじゃね?、、、との鶴の一声があり、よって

普通の町の警察がしぶしぶ引き受けて処理することになったとか・・・




なんというか、ただの首吊り自殺じゃないのか?

事件性でもあたっから(わざわざ寺の門にクビつっているし)

こんなに揉めたのか、どうなのか。

 

 

 

 

 

 

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