最近、久しぶりにゲーセンに行き始めたのであるが
(高校生以来)
クレームゲーム台の多いこと。
なんというかクレーンゲームは魔性だ。
あとちょっとで、う~ん、とれない!
重心を変えれば良いのか?
それとも、端っこを掴んで、持ち上げた時に加えられる振動で
穴までぶん投げるなり、転がすなりすれば良いのか
いろいろ、じっ~と、目の前にガラスケースの前に横たわる、
可愛いぬいぐるみを見ながら、いろいろ思ってしまうわけで。
やっぱりなんかクレーン台ごとに握力が違うのか?
それとも確率かなんかなのか?
ひとつの台で続けて何回もやっていれば、
ある時、急にクレーンの握力が強くなってとれてしまうのか?
とにかくゲーセンでは、いやクレーンゲームないし
UFOキャッチャーでは、まず見に徹する。
人がクレームゲームに、いそしんでいるのを、ゲーム機の陰に隠れて
横目でうかがうのである。
それで今日のクレーンゲームのクレーンのアームの握力がどの程度か
はかるなりして、今日のクレーン台の勝率を、はかるわけである。
しかしなかなか休日のクレーンゲームのアームの握力が、えぐいえぐい。
まずは人が遊んでいるのを後ろから観察するのであるが
掴んで上手く持ち上げてバランスも良い感じで
これはとれるかもと思うのであるが、
穴まで移動する時に、ちょうど、いい感じに穴の付近でスルリとアームから
抜けてしまうではないか・・・
なんというか、休日の朝とかにゲーセンに行ったら見かける光景であるが
ゲーセンの店員が、
ずっとクレーンゲームのアームの微調整の試運転をしているのである。
絶対に、、、絶対にとれないように、本当の真剣に
ギリギリのところで取れないようにガチ調節しているのである。
こんなもん無理ゲーだろ。
しかし平日、あまり人が来ないような時は、
意外とアームの調節がガバ調節してある時がある。
私が、最近このヌイグルミ絶対欲しいな~、1回だけ1回だけ、ということで
試しにやってみたら、なんと1回で取れてしまった!
これがいけなかったのだ、、、、いやこれがゲームセンター側の目論見なのか?
一度美味い思いをしてしまったら、しばらくの間、通い続けることに。
しかも、クレーンゲームのどのヌイグルミも、さすが客寄せパンダ。
どれも精巧で高そうな、客を誘惑するような可愛さを秘めた景品なかりじゃねーか。
ああ、おかげ様で、最近は散財だよ!散財!
このチャリンと入れた100円玉で何が買える?
スーパーの安い惣菜を買えて、それを夕飯1食分にあてることができるし、
安い酒だって買える。
100円はすごく貴重なんだよ、一般庶民には。
それでも、もしかしたら、とれるかも、、、、
他の人には無理でも自分には可能かもと思って、ついつい、あと1回あと1回と
投資してしまう、ほんまに魔性の魅惑に秘めたゲームだチクショー。
よく、そのゲーセンのあるデパートのお客様からの意見として
投稿されたクレームをよむと、
「あんなもん詐欺だ、詐欺!」とか
クレーンゲームに関しての苦情がかかれているが、
ゲーセン側は冷静に、
「お客様、本人のご意思でプレイされたものであり、
そこの方のご理解の方を・・・」
とか回答されていて、普通に受け流している。
客側からすると、なにが詐欺なのか、というと
クレーンのアームの弱さが詐欺なのではない、、、、
あのガラスケースの向こう側に横たわっている、ヌイグルミの可愛さ、、、
あのプレイヤーに訴えかける、私のことを取ってくれ、
ここから救ってくれ、と訴えかける、健気な可愛さこそが真の詐欺なのだ。
たった100円玉を1枚投資すれば救えるかもしれないという
思いを抱かせるあの無防備な姿。
アレこそが、本当の詐欺なのだ。
クレーンゲームのチャレンジャーは、皆、
ゲーセンのケースに捕らわれている姫を救い出す勇者なのだ。
そして勇者は唯一無二の自分だけなのだ、、、他人ではない。
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