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営業が本当のことを社長に話すわけがないという話

へへへ

 

 

以前、どこぞの会社にいた時に、

社長が会社の外で誰と話しているのかは分からないが

「うちの営業員達が得意先でなにがあったのか、本当のことを

話すわけがないから、どうしたらいいのか分からない」

とか話しているのを聞いた。

 

 

そりゃそうだろう。

営業職が受け持っている得意先で、なにを話してきたのか

どんなことをしてきたのか、

わざわざ本当のことを社長に報告するわけがないと思う。

 

 

そんなもん報告していたら、とっくの間に怒鳴られて解雇されとるわ。

 

 

まぁ営業といっても、もちろんルート営業なのであるが

いつもの商品を納めるついでに

いろいろ今後について、何をどれだけ仕入れるか、とかの話を

世間話風に軽い感じで得意先と話すらしい。

 

 

その時に今後、この商品の仕入減らすかも、おたくよりもいいところ見つけたわ、

とか、笑いながら、むこうから告げられることがあるらしい。

で、営業は苦笑いで返す。

しかしむこうは本気だ。

 

 

で、本当ならここらで、食いついてそんなこと言わないで

今後ともよろしくお願いしますよ~とか、

善良な営業なら食い下がるべきなのかもしれないが

得意先の人の顔みてたら当然そんなこと気軽に言えるべきではない。

完全にむこうは、ちょっと拒否態勢であるのだ。

はぁ、、、みたいな感じで返すしかない。

 

 

で、一通り得意先まわってきて、会社に帰ってきてから

今日一日の行動やら、どんな話をしたかを

パソで報告書を作成して、社長のところへ送るわけであるが、

もちろんあたりさわりのないことしか書かないわけである。

いつも通り普通でした、特に変わったことはありませんでした、、、と。

詳細に本当のところは、、、なんて書くわけがない。

 

 

( 会社に報告して相談したところで、お前の受け持ちだろう、

お前のやり方が間違っていたんじゃないか、と無駄に詰められるだけなので。

改善案やらヒントなんて一切出してくれない。

結局自分で考えろ、給料払ってやっているんだから、お前は無能か?・・・ってなる。

そういう結論になるんだよ。

そういうことが分かっているから報告なんて

デメリットしかなくて面倒なことはしない。 )

 

 

で、そういうことが続いていくと、いつかマジで得意先から

会社の主要商品の仕入を切られる時期が近づいてくるのである。

 

 

そうすると営業員達は、なかなかに転職経験の豊富なヤツも多いので

そろそろ頃合いかな~とか思いだすのである。

( ごまかしきれなくなる、まぁごまかすというか重要なことを黙っていただけだが。 )

 

 

 

 

で、適当な理由をつけて辞表を出して、

サッサと辞めて逃げ出していくのである。

営業能力はともかく、逃げ足だけは早い、プロ並である。

自然に辞めていく。

 

 

ドライというか薄情、というか、

会社も不要になれば従業員ないし社員すぐに簡単に切ってしまう感じのドライだし

コッチもそんな感じでいいよね?

という感じ。

 

 

まぁつまりは自分が辞めたあとのことなんて

知ったことではないということだ。

まぁそりゃそうだ、辞めたらチャラだ、チャラ。

今までその場しのぎで、なんとか持たせていただけだ。

 

 

だからといって

別になにかしらの法に触れるような不正行為を働いたわけではなく、、、

ただ、社長にうっかり忘れていて(笑)会社に不利になることを

(意図的に)告げなかっただけなのであるから。

マジで、テヘペロ。

 

 

で、そのあとに、いきなり得意先から、前々から言っていましたが

そちらから仕入れるのを今月でやめさせていただきます、とか告げられて

寝耳に水な知らせを突然告げられて、どう対応すべきか分からずに対応に

困ることがあるらしいのだ。

事前にそちらの営業に告げていました、とか言われたら、どうしようもないし、

当の本人はもう会社にはいない。

 

 

その辞めた社員に事情を聞きたいほどだが、当然のごとく連絡は取れるわけはないし

それに、まずはそれどころではない。

その得意先との関係をどうにかするか、社長自身が赴いて

なんとかしなければならない。

 

 

基本的に、どこの会社でも使い捨ての営業員に対して

引き留めはないけれども、

営業員自身もそこらへんは理解していて、逆に簡単に辞めやすいし

会社に対して忠誠なんて誓う必要がないと、しっかり心得ていて

そこらへんを利用してくる。

 

 

失態を犯しても、会社に残っているヤツがなんとかしてくれるか、

すぐに後任を雇ってそいつにシワよせがきて、ソイツが責任とらせらえるだろう、

すでに辞めてしまった自分には

わざわざ手間暇かけてまで責任追及なんてしない、、、と。

 

 

それにいざとなれば、証拠も無いし、

「取引切られるなんてそんなこと一切告げられていません」

とか言えばいいし、聞いてないフリすればいい。

むこうが突然言い出したんだろ?そんなこと俺は一切聞いていない、と。

とにかく、そんな感じなのだ。

 

 

こういった自体を防ぐためにどうすればいいのか?というと

そんなことは分からない、、、が、

社長自身が、営業任せにしないで、できるだけ頻繁に

いろんな得意先と連絡を取り合うべきでないのか?

完全に営業任せにしておくのは、アカンやろ、、、とか思うのだが

それもなかなか難しいでしょうね。

 

 

まぁ得意先が増えてくると一々そんなこと面倒くさい、というのもあるが

頻繁に社長自身が連絡入れて様子をうかがうと

なにコイツ、マジでウザい、なんで頻繁に近況とか聞いてくんの?

毎回、ソッチの営業員来てそいつと話しているんだから

それで十分こちらの意図伝わっているでしょ?

とか思われてしまう。

逆に不快にさせてしまう。

 

 

う~ん、デリケート。

 

 

とにかく会社の社長は

雇用している営業マンが、当たり障り無い理由で

辞めたいと言っていたら、

ナゼ辞めるのか自分自身で、なにか心当たりがないか、よく考えてみるべきかもしれない。

 

 

 

 

 

SH

 

 

 

 

 

 

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