隠し通路から江戸時代へ転移した話③

まち

 

 

 

前回の続き

社会人向けの江戸時代の古文書講座の先生と

その生徒が、2人して、とある空き家にある隠し扉を通って

江戸時代へとタイムスリップして、

なんとか町まで、たどり着いて、宿を取ることが出来た。。。

 

 

 

 

・・・宿へたどり着いてから、風呂がないので、銭湯へ行く。

戻ってきてから、夕飯を食べることに。

夕飯は、焼き魚に、簡単な煮物、そして味噌汁、、、

これでも当時の宿屋としては、かなり豪華な夕飯らしい。

そして明かりももったいないので、早々に就寝。

 

朝起きてから、生徒は、その宿屋の下女が朝一番で汲んできた

飲料用の井戸水をグビグビ飲む。

先生は、やめておけ、と一応注意するが、生徒は

のどが渇いた~、とか言って生水をグビグビ飲む。

 

 

そして、本日の日程は、生徒の目的である遊郭見物である。

それで遊郭にむかう際に、道中、屋台の寿司屋 を見つける。

 

当時の寿司は現代の寿司とは、かなり違っていて

のっている魚の切り身は小さく、シャリ米がやたらと多い。

なんというか、おにぎり、といった感じだ。

また屋台で、外にずっと放置状態だし、衛生的に危なそう。

 

しかし、生徒は、またもや先生の忠告を聞かずに、

屋台で寿司を買ってバクバク食べる。

 

そして、ちょっとした舟に乗って、遊郭のあるところまで

むかおうとするが、案の定、生徒が腹を壊して

そこの舟屋さんのトイレに、しばらくこもることに・・・

 

 

江戸時代の生水や生魚を、現代人が食べたら絶対に腹を壊す、

ということを先生は大体最初から予想はついていた。

大体、当時の井戸水なんて衛生的にかなり難あり。

 

そして生徒は腹の中のモノを全部出し切って

ヨロヨロしながらも先生と一緒に

執念で、目的の遊郭へむかう。

 

それで、なんとか遊郭のあるところに着いた。

まだ昼だからか、通りに人はそんなにいないが

なんか外から中が見える

簡単な牢屋みたいな柵のある部屋のむこうに遊女が何人も

タバコを吸いながら座っていた。

 

 

生徒は興味本位に近づいて中の遊女を眺めるが

その中の1人が近づいてきて

「お吸いなんし」と自分が吸っていたタバコのキセルの吸い口を

簡単な牢屋の柵越しに

生徒にむけて、ニッと笑う。

 

それに対して、生徒は、ギョッとしてしまう。

なぜならその遊女の歯が、真っ黒だったからだ。

 

時代劇とかでは、登場人物の大人の女性の歯は

みんな白いけど、実際は

当時の大人の女性は、みんなお歯黒をつけていたので、

歯は真っ黒だった。

 

その生徒の様子を見て、遊女はソデにされたと勘違いして

その生徒のことをプイッと無視する。

 

自分の吸っていたタバコのキセルの吸い口を

客にむけて吸わせようするのは、

その遊女が、その客のことを気に入った、ということなのに

生徒は、それをフイにしてしまった、ということを先生は

生徒に伝える。

 

生徒は、それで意気消沈してしまう。

 

しかたなく、今回は

遊郭見物、もしくは、できれば遊郭で遊んでみようと思っていた生徒であったのだが

先生になぐさめられ、遊郭から離れ

近くの屋台で、うちわで、ずっとあおいでいたからなのか

灰まみれになった焼かれた田楽を買って食べて帰ることに。

 

これが結構うまかったので、ちょっとだけ気を取り戻しながら

2人で、宿屋へ、とりあえず帰ることに。

 

つづく。

 

 

 

 

SH

 

 

 

 

売春防止法で、遊郭は廃止されて

かつての遊郭は、普通の宿屋になったとか。

女性一人でも安心して泊まれるらしいです、やったぜ。

 

 

 

 

 

<江戸時代 異世界 転移>