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隠し通路から江戸時代へ転移した話②

そば

 

 

前回の続き

社会人向けの江戸時代の古文書講座の先生と

その生徒が、2人して、とある空き家にある隠し扉を通って

江戸時代へとタイムスリップした話。

 

 

前回↓

隠し通路から江戸時代へ転移した話①

 

 

 

・・・それで、2人して扉をくぐり、しばらく歩いて行くと

人が行き交う通りに出た。

いろんな人とすれ違うが、誰も2人を怪しむ人はいない。

どうやら用意した服装は問題なかったみたいだ、よかった。

 

そして、さらに通りを歩いて行くと

飲食店らしき店を発見した。

そば、と、うどんの店だ。

 

 

そこで、2人して、試しにソバを食べてみることに。

その店の女将に注文したのは、江戸時代の言葉遣いに精通している

先生の方だ。

 

モリとカケつまり“ざるそば”か、汁の入った普通の“かけそば”か、、、

どっち?ということで、カケの方を2人して注文。

そして女将と少し会話してみると、ここは江戸近郊にある飲食店みたいだ。

 

そうこうしているうちに頼んだソバが2人分きた。

店には長イスは用意されているが、テーブルなんか有りゃしない。

なぜなら江戸時代だからだ。

仕方ないので、ソバの入ったお椀をなんとか持ちながら

2人して、はしでススって食べていく。

 

生徒が先生に苦言を言う。

意外と思っていたよりもマズいですね。

味もただ、やたらとしょっぱいだけですし。

メンも雑切りで長さ・太さともに、ふぞろい。

しかもメン以外に、具材が特に入っていない。

これはどういうことでしょうか?と、問う。

 

先生いわく、これが本場の当時のソバだよ。

今現代で、私達が日常的に食べているソバは

この時代から年月とともに改良に、改良を重ねた味のソバだからね。

違うのは当然だろ。

 

 

そのあと、その蕎麦(ソバ)を食べた飲食店の女将さんの元で

奉公して働いている、小学校高学年くらいの男子が

町まで、2人を案内してくれることになった。

 

こういう男の子供のことを丁稚小僧(デッチこぞう)と、いうらしい。

この小僧と町まで道中、町の近況を聞くために

たわいのない世間話をするのであるが

目上の人が、目下の人を呼ぶときは

この時代「てめえ」、逆の場合は「おまえ」と呼ぶらしい。

 

小僧が2人に話しかけて、

「おまえさん方は、どこからきたんですかぇ?」とか聞いてきたので

先生の方は

「長崎にいる有名な医者の先生の所で医術を学んで、医者になった、

私は医者で、もう1人の方は、私の弟子だ、てんめぇ」

などと返して、説明した。

 

 

そして、そうこうしているうちに、町へ着いた。

案内してくれた小僧に手間賃(チップ)として、先生は

小遣いをいくらかあげた。

小僧は喜んでいた、先生は当時の習慣をよく分かっている。

それが、まだ子供である奉公人の小僧の貴重な収入源となるのだ。

 

田舎の貧農の家とかから出てきて

そば屋で、奉公に出て働いている分には衣食住に関して

困ることはないが

自由に使える給料のようなものは一切出ないので

こういうちょっとした、

客への道案内などによって、客からもらえる

チップを得ることによって

奉公先への帰り道の道中、買い食いやら、お菓子を買ったりして

それを楽しみにしていたようだ。

 

で、町に着いてからは、ちょっといろいろあったが

それでもなんとか、今日とまるために

なかなか良い宿を確保することが出来た。

 

つづく。

 

 

隠し通路から江戸時代へ転移した話③

 

 

 

SH

 

 

私がそうなんで。

個人の店に入って嫌な思いたくさんしているんで

やっぱりチェーン店しかないよな、、、って思うのです。

それに結構うまいですし。

 

 

 

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