今から500年くらい前の話、16世紀初頭頃。
どこぞの西洋、つまり海外での話。
とある楽器を吹いたりして演奏するのを生業とする人が、
(・・・おそらくそういう仕事に就いている)
なんか知らんが裁判で有罪判決を受けて、絞首刑になったのか
そこの地域にあるデカイ門みたいな建物の外に吊されることになった。
で、3時間ちょっとほど、ブーラブーラと長い間吊されていたらしい。
そして、そのあともうお亡くなりになっただろう、と
吊したヒモを外してから
その人の服を脱がせた後に、そばにあった木の下に
埋めたんだとか。
で、その日の午後になってから、たまたまそこを通りかかった
なんか身分高そうな人が、
なんか土の下でモゾモゾと隆起しているのを発見したらしい。
なんなんだろう、、、いや、もしかして。
で、お供の使用人だかに掘らせてみたら、
埋められた人はまだ生きていてハァハァ息をしているではないか。
(刑の執行時に、吊した縄だかヒモが、
きっちりとしまっていなかったのか?
気絶していただけだから、生き埋めになったのか)
それで、その人を、土でまみれで汚くなっていたのを洗ってから
また連れて戻したらしい・・・
で、どうやらまた裁判がおこなわれることになったらしいのであるが、
執行官が、被告に対してはすでに
刑が執行されて埋められたことになっている旨を
認めた証明書にサインした後に、
その生きていた彼をどうするか、という
話し合いがおこなわれたらしいのであるが、、、、
新たに処刑執行の令状とか出しますか?とか言う話になった時に、
裁判官が、それはやめておこう、とか言ったらしく、
彼が生き残ったのは天意であるから
それを無視して再度、刑を執行しておこなう、というのは、
神への冒涜じゃないか?、、、とか述べたらしい。
つまりもうすでに刑は執行されているし、
それでいいじゃないか?、、、とかいうことになった。
よって一度は吊られたが、なんとか運良く
生き延びた彼は、釈放されて自由となったらしく
余生は馬の世話する仕事とかに就いたらしく
長く生きたらしいです・・・
なんというか、別にどうしても
当時のお上にとって処刑しなければならない罪人でなければ
たまにこういうこともあるかもですが、
絶対見過ごせないとなると、何度刑に失敗しようとも
成功するまで刑執行されたヤツもいたかもしれませんね。
<歴史 海外 裁判>