江戸時代の幕府の定めた法律(お触れ)の中に
「 米(コメ)の代わりに、田んぼだったところとかに
代わりにサツマイモを植えて栽培するのは止めろ! 」
とか、いうのがある。
なんか知らんが、そういう御触れを出した理由としては
農民が、換金に有利なサツマイモの栽培の方に
力を入れ始めて
反面、米作りをおろそかにし始める奴らが出てきて
それを幕府は怖がった、とか言われている。
つまり、江戸時代にはサツマイモを作れば
その分、それなりに需要があって
よく売れて儲けることが出来た、ってことなのか?
まぁ、それなら作るのに手間がかかって面倒な
米なんか作らずに
みんなサツマイモをできる限り作ろうって思うわな。。。
でも、農民は税金というか“年貢”は
米で納めていたんだから
その米が、あまり納められなくなれば
幕府としても危機感を感じるわけで・・・・
武士の給料は米で払われていたし
(そして武士は、その米を売った金で生活していた)
それに、なんだかんだいって江戸時代は米中心の社会。
米が各領地でどれだけ採れるかによって
その領地をおさめている大名の力が示されたり
格が比べられたりしたからねぇ。。。
まぁ、しかし、最初は幕府も
サツマイモ栽培を奨励して
「 作れ、作れ 」と言っていたわけで。
だって、サツマイモは、どんな土地(荒れ地)でも植えれば
特に何もしなくても、勝手に育ちますし、増えますし
(それに、なかなか美味しい)
江戸時代は飢饉とか多かったですから
サツマイモを普段からテキトーに作っておけば
農民とかは飢え死にすることは無いわけで。。。
江戸時代、全国各地デリケートな米ばっかり作っていたところは
天候の関係で米がまともに育たずに飢饉に陥ったら
めちゃくちゃ飢えていましたが、
文字通り、薩摩(鹿児島)だけは
その時、サツマイモをたくさん作っていたから
誰も飢えることは無かった、とかなんとか言われていますし。
まぁ、でも、幕府も
「 サツマイモを、まったく作るな 」
と言っていたわけでは無く
「 本来、米を育てていた 田んぼ まで使って
米を作るのを止めて、代わりにサツマイモを過剰に
つくる行為をやめろ! 」
と言っているわけであって
「 近くに荒れた土地や山の斜面とかの
米を作ろうと思っても、作れない土地があるのなら
そこで、サツマイモを育てればいいじゃないか!
わざわざ、米を育てることのできる土地まで使って育てるな! 」
という意味合いがあったらしい、とか、なんとか。。。
まぁ、妥当だわな。
先にも言ったように、どんなところでも
特に何もしなくても、植えときゃ勝手に増えるんだから・・・
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この人が、幕府に
「 サツマイモを作れば、米が採れなくて飢饉になった時に
庶民が飢えることは無くなるよ! 」
みたいなことを、最初に主張した人。
魚屋から学者になった普通の一般人の意見を
当時の日本のトップである将軍、、、
暴れん坊将軍、徳川吉宗が採用したのだから
特に有名になったとか、なんとか。。。
高校の教科書にも名前載ってましたよねぇ?
<江戸時代 薩摩芋 芋 栽培 農耕 法律 禁止 歴史 畑 ポテト>