うろ覚えで書くので、あしからず。
江戸時代には、まぁほとんどの家などの建物が
木造だったってこともありますが
1軒に火が付けば、隣り合う家やら近い家やらに火の粉がまきちり
瞬く間に火の海になることもありましたので、
過失による失火ももちろんですが、故意に意図的に放火したとなると
かなりの重罪という扱いであった。
今現代でも放火は、罪が重いですよね。
中に人がいなくても、それなりに重い扱いになっている。
そうなっているのは、
こういった江戸時代からの名残がある、といのもあるでしょう。
現代では、放火によって中に人が居るのに、そこを焼いたならば
法律上、極刑だってありえるのですが、
昔の江戸時代も、放火は極刑であった。
江戸時代は、現代とは違い、
懲役刑とかの余地も少なく
なんか特別な情状酌量の余地のある事情でも無ければ、ほぼ極刑。
しかも、現代では絞首刑ですが、江戸時代は火刑ですね。
つまり、中世さながら火あぶりにされた。
男も女も関係なし。
庶民にみせるために公開でおこなわれた。
まぁ処刑方法が見せしめ的なものであるだけ、
それだけ当時のお上も、放火を恐れていて
放火する人がいないか気をはっていたのである。
放火は必ず火刑にする、ということで抑止的な効果を期待したものの、
放火をする人は、する時には、するものであった。
で、そういった人(放火魔気質の人とか)には、
なにを言おうが、どうしようもないので、
お上としては、放火したことのあるヤツとか、
放火しそうなヤツが、まわりにいたら、
ソイツを警察に通報してください、
なんとなくでもいいので、、、とか言っている
たとえば、当時の法律で
放火の犯人を見つけたら、町の人は、ソイツを捕まえて警察まで
連れてきてください、、、とか書かれていた。
つまり町にとって害になる放火犯は、見つけたら捕まえてきてください。
放っておくと、またやるでしょうし、町の人達も積極的に
協力してください、ということを言っているのである。
また、他にも、放火犯の潜伏場所を知っているのであるれば
ためらわず通報してください。
放火犯を捕まえてきた人にも、もちろん通報してくれた人にも
いくらか報奨金を出します、、、、みたいなことも書かれている。
とにかく、情報提供してくれ、ということ。
それに、また、もしも、放火犯を捕まえてきた人や
通報してくれた人が
その放火犯の仲間であるとか協力者であっても
そのことには目をつぶってやる、見逃してやる、
とかいうことも定められている。
本当に見逃してくれたのかは知らないが
ようは発覚する前に主犯を裏切って密告すれば
多少なりとも罪は軽くなったのではないだろうか。
あとは、逆に放火犯が誰であるのか知っていたり
居場所とかを知っていても、見て見ぬフリで
あえて通報しなかったのであれば、そのことがあとから
発覚または露見して分かれば
そういうことした者も罪に問います、、、とも書かれている。
放火犯のまわりで、
コイツは絶対、誰が犯人か知っていたな~と思う奴がいて
普通に知らぬ存ぜぬ、私は知らぬ、関係なしといった感じで
生活していたら、そういう人も罪に問うってことなのだろうか。
また、極めつけは、
なんか放火しそうな怪しいヤツを見かけたら
なんとなくでもいいので、それでも警察署に連れてきてください、とかも
書かれている。
いろいろと、ここまで徹底しているのかって感じがする。
絶対見つけ出してやるって感じ。
それに今回はとりあげないけれども、他にも飲食店やら出店とかでの
火の取り扱い方についても、めちゃくちゃこまごま、と
規制したり、火の用心をするようにと、法律が出されている。
あと、放火犯対策の特殊警察みたいなものまで、江戸時代の途中頃から
組織されていましたよね。
放火犯を捕まえるのに、当時の警察は、あらかじめ逮捕状請求みたいな感じで
上司に報告して許可とかもらってから、自宅に向かわなければならないのに、
その特殊警察の人達は、そんな手続きをとらずに、いきなり
放火犯と疑わしき人の自宅に、ズカズカと踏み込んで、有無を言わさず
逮捕したらしいですね。
・・・・まぁ今回の記事はこんな感じですかね。
SH
天ぷらにソースだってかけますし
塩だって、醤油だって、マヨネーズだってかけますし、
あうんですよ、どれでも。
味のコノミは人それぞれですが、どれでも美味い。
<防止 火事 江戸時代 放火 火刑 処刑 火あぶり 死刑 懲役 逮捕 取り締まり 法律 刑法 お触れ 御触れ 火付盗賊改 奉行所 通報 密告 通報者 逮捕者 放火魔 現住建造物放火 非現住建造物放火 刑罰 量刑 懸賞金 建造物 建築物 木造 火の海 司法取引 炎上 公開処刑 裁判所 裏切り>