盗品だと知りつつ、もらっても、罪にならない場合がある!

 

 

盗まれた金や物などを

それらが盗まれたモノだと知りつつ

もらってしまったら

盗んできた人が処罰されるのは当然として

もらった人も罪に問われますよね?

 

直接、泥棒さんの犯行に一切協力したりしていなくとも

盗品無償譲受罪(とうひん、むしょう、ゆずりうけ、ざい)

ということになるのです。一応ね。

 

しかし、盗まれたモノだと知りつつ、もらってしまっても

罪に問われない場合もある!

コレを今回話していきます。

 

 

 

たとえば、A (泥棒)と

B (Aの知り合い、Aの犯行には無干渉)

という人がいたとして

 

Aが、どこかから“金”を盗んできた、

そして、その金でAがなにか物を買ってから

それをBがもらった。

 

そして、もう一つ、、、

Aが、どこかから“物”を盗んできて

そして、その物を、どこか、質屋などにでも売るなりして金に換えてから

その金をBがもらった、、、、と言う場合・・・・

 

 

① 、②で述べたケース、というか事例は

たとえBが、

Aが、どこかから盗んできたモノ(金や物)が

元になっていると知っていたとしても

Bは先に述べたような、盗品無償譲受罪にはなりません!

 

 

なぜならば、Bが、Aからもらったモノ(金や物)は

① 、②のケースでは

どちらも盗品としての 同一性 を欠いているからです。

 

 

それは、つまり、どういうことかというと

刑法では「盗品」を

そうと知りつつ、もらった人は罰せられる規定となっているが、

 

( 刑法 第256条 (盗品譲受け等)

盗品その他財産に対する罪に当たる行為によって

領得された物を無償で譲り受けた者は、3年以下の懲役に処する。 )

 

盗まれたモノが、金であれば、それが物へ、、、

(金→物)

また、盗まれたモノが、物であれば、それが金へ、、、

(物→金)

一旦、変わってしまえば、もうそれらは盗品とは見なされなくなってしまう!

 

なので、盗品から、変わってしまったモノ(金や物)を

元は盗品だったモノだと知りつつ(認識しながら)

もらってしまったとしても

もらった人は、盗まれたモノをそのまま、もらっているわけではないので

一切罪には問われません。

 

 

しかし、たとえば例外として

紙幣が両替されて、硬貨にくずされたモノを

「 元は盗まれた紙幣だけど、もう一旦、両替されてしまったから

盗品ではないよね! 」

と思って、それを、もらった人は罪に問われてしまいます。

なぜなら、紙幣から硬貨に変わっても

同じ“金”のままですので

盗品の同一性が失われた、とは、みなされないので。。。

物へと変えないといけないですよね、同一性を失わせるためには、

それをもらえば問題は無い。

 

 

・・・あと、ちょっと 余談 ではありますが

以前どこかで聞いた話なのですが

とある、幼い子持ちの夫婦がいて

その夫が、実は結婚後、妻には秘密で

ひそかに職場を辞めており、それでもなお、毎月かかさずに

家族を養うために家に入れていた給料は

実は空き巣に入って、こまめに盗んできた物を

売って得ていたお金であった、、、、

 

そして、その妻も実は、薄々そのことに気づいてはいたが

幼い子を抱えているので何も言えなかった。

なので、その夫の給料と言う名の

盗んだ物を売っぱらった金で、毎月みんなで飯を食っていた。

 

が、しかし、、、やがて足がついて

夫は窃盗罪で捕まってしまった。

それでも、夫が泥棒で稼いでいたことに、ほどほどに気づいていた妻は

警察から事情は多少なりとも聞かれはしたが

盗品無償譲受をはじめ

なんの罪にも問われなかった、、、、ということです。

警察だって、妻が薄々気づいていそうなことぐらいはお見通しでしょうが・・・

 

これはやっぱり、ある程度、妻も夫の収入源が何であるか

分かっていたとはいえ、盗んだ物を売った金を、、、、

つまり、物→金になって、すでに盗品では無くなったモノを

もらっていたから、ということもあるんでしょうかね?

 

まぁ別に妻が直接、夫に指示を出して

空き巣をさせていた、というわけでもないですし

妻が直接、空き巣を手伝った、ということでもないですし

あえて、こじつけてでも罰する必要はないと

警察側は判断したんでしょうかね。

まぁ、警察としては、

主に窃盗を実行した

夫一匹だけ、ちゃんと、しょっぴければ、それで良しってことなんでしょうね。

 

 

ということで、誰かから、もしも

どこかから盗んできたモノ(金や物)を、もらう時には

そのままの形で、もらおうとはせずに、、、、

 

たとえば、金をもらう場合であれば

その金で、なにか自分の欲しいものを買ってもらうという形を取ったり、

(金→物)

 

物をもらう場合であれば、

その物を、どこかで換金してもらった金をもらう、という形をとったりするなど

できるだけ、盗品の同一性を失わせてから

もらうようにするべきでしょう・・・・

 

 

 

SH

 

 

 

 

<盗品 故意>