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飲食店から出る匂いをオカズにしてたら訴えられた話

ごちそう

 

 

高校の時に、テストか何かで出題された

英語で書かれた話で

 

ものすごく印象に残った話があって、

今でも覚えているので

今回は、その話を思い出して、ちょっと紹介します。

 

 

・・・・あるところに貧乏な苦学生の男がいました。

(大学生くらいか?)

その苦学生は、学校の授業料に金がかかるので

毎日、まともにメシも食べれませんでしたが、必死に勉強していました。

 

そして、その苦学生の唯一の楽しみと言えば

その男の住んでいるアパートの下にあるレストランから

夕飯時になると、ご馳走の匂いが外へただよってくるので

その時に下へおりて、その店の前で、

その料理の匂いをたらふく嗅いでから、

そのあと、自分の部屋へと戻って

そのご馳走の匂いを思い出してオカズにしながら

白米ご飯を茶碗一杯だけ食べることでした。。。。。

 

しかし、ある日、その苦学生の男が、いつものように

夕飯時にアパートの下へおりて、そのレストランの店の前で

ご馳走の匂いをかいでいたら、

その店の経営者の男が出てきて

その苦学生を捕まえて

 

「お前、俺の店の前でなにしているんだ!!」

 

と怒鳴って、尋問し始めました。

 

 

それで、その苦学生は正直に

この店から外へただよってくる、いい匂いを毎日オカズにして

夕飯を食べていたことを告げると

そのレストランの店の経営者は強欲な男でして、

 

「ふ~ん、そうなのか。

俺の店の料理の匂いをオカズにして夕飯食っているのか。

ならば、今までお前が嗅いだ匂いの分の対価を

いくらかまとめて払って貰おうじゃないか!!」

 

「うちの作っている豪華な料理の匂いを

毎日好きなだけ嗅いでおいて一銭も払わないのは無銭飲食に等しいだろ!!」

 

「今すぐ金が払えないって言うのなら、出るとこ出てやろうじゃないか!

お前のことを訴えてやる!」

 

・・・・と言って、

その店の経営者は、金の払えない苦学生相手に

本当に裁判を起こしてしまいました。

 

 

そして場面は変わって、とある裁判所の中にある法廷。

 

訴えられた苦学生は、しょんぼりした面持ちで

裁判官の前に立っています。

そして、後ろの方には、なぜか自信満々の顔で

レストランの経営者がドカッと座っています。

 

裁判官は、苦学生の顔をジッと覗き込んだ後、こう発言しました。

 

「あなたは、毎日、夕飯時になると

レストランの前まで行って、店から外へただよってくる

料理の匂いを嗅いでいた、、、、、

ならば、やはり、それに見合う対価をレストラン側に払うべきでしょう!」

 

そう裁判官から言われて、さらに苦学生はしょんぼりした顔になりました。

後ろにいる経営者の男の顔には、ニヤニヤと笑みが浮かんでいます。

 

 

そして、裁判官が、突如、苦学生に対して

 

「今、あなたの財布の中にはお金が入っていますか?」

 

と尋ねました。

 

苦学生が、自分の財布の中身を確認すると

小銭(コイン)が、数枚だけありました。

これが苦学生の全財産でした。

 

 

さらに、裁判官が続けて

 

「財布に入っていた、その数枚の小銭を両手で優しく包んでください」

 

と言いました。

 

 

苦学生は、わけも分からず、裁判官の言うとおりに

小銭を両手で包みます。

 

 

そして、裁判官は

 

「その合わせた両手を上下に勢いよく、しばらく振り続けてください」

 

と、苦学生に指示を出します。

 

 

苦学生が言われたとおりに

両手を上下に振ると、両手の中から

チャリン!チャリン!という、小銭のぶつかる

小気味よい音が、法廷内にしばらく響き渡りました。

 

 

その後、裁判官は

「ハイ、それくらいでいいでしょう」

「料理の匂いを嗅いだことに対する対価は、

お金の音を聞かせることで十分見合うでしょう!」

「これにて、裁判は終了します」

と言って、裁判を終わらせてしまいました。。。。。。

 

 

 

・・・・最初に、この英文で書かれた話を読んだときには

高校生ながらも

「裁判官、ナイスジャッジ!!」

と、思ってしまいました。

 

つまり、

レストランの経営者がやったような

料理の匂いを嗅いだだけの人にも

嗅いだ分の代金を払わせようなんて非合理的な請求を

裁判所が、常識的に考えて

正当な請求として認めるわけにはいかないので

このようなユニークな判決を裁判官が出す形をとることによって

実質、レストランの経営者側の請求を棄却しているわけです。

 

といっても、私が最近調べた限りでは

どうやら、この話は作られた話であり

コンゴ民主共和国の昔の民話

「金持ちと貧乏人」という話を、もとにして

誰かが現代の日本人向けに作り直した話みたいです。

(コンゴっていうと、アフリカにある国か・・・)

 

作者は、英語のテストを作った人かな?

たしか全国的な模擬テストだったので

なんか、御上の人が作ったんでしょう。

 

そういった人に作られた話でも、

なかなか上手くできていると感心しました。

 

 

まぁ実際に今の日本で、こういう感じの訴え(請求)を

民事裁判ないし、民事訴訟で審理されることになったら、

(一応、審理はしてもらえると思う)

今回の話のように

レストラン側のような請求は、

「料理の匂いを嗅いだだけで代金を取るのは

法に照らしても合理的ではないので、認められない」

と、裁判官に一言だけで

サッサと棄却されてしまうような感じになるでしょうが、、、、、

 

 

( 日本の法理屈上に当てはめれば、

レストラン側は、日本の民事訴訟では

料理の匂いを一方的に得た、ということで

不当利得返還請求するという形になるのでしょうね。。。。 )

 

 

対価として、小銭の音を聞かせる、とか、

そういうユーモアな判決があってもいいかも・・・・と思ってしまった。

実際にあったら面白そうじゃないですか!!そういう判決。

 

「コンゴ(今後)、くだらないことで、わざわざ訴訟を起こすな!」

 

とかも、言っちゃったり、、、、、

 

フフ、フフフフ、フフ・・・・・

 

 

 

SH

 

 

これは良い漫画を見つけました。

たまたま見つけました。

サラッと、読んだけれども、警察と被疑者のやりとりの様子といい

裁判の進行の仕方といい、リアリティがありすぎる。

 

それに刑事事件だけではなく、民事事件の話が

しっかり書かれているのが良い。

 

リアリティを追求しているので、流れを理解すれば

現実にも十分当てはまりそうなので

刑事・民事などの裁判の流れを理解したければ

1度読んでおくべし。

 

 

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