海外の話。
とある少年が、イタズラで、とある女性がイスに座ろうとした時に
そのイスを後ろに引いて
その女性は、座ろうとしたイスが無いのに
腰掛けようとして、後ろに思いっきりシリモチをついて
怪我をしたことがあった。
で、女性は、その少年を訴えて、損害賠償だかを請求した。
それで、判決では、その少年が、
意図的に女性に怪我をさせようとして
やったことではない、
イタズラ半分でやったことなので
賠償は認められない、とした。
しかし、女性は、納得いかないとして、
次の裁判にかけたら
たとえ少年がイタズラ半分でやったことで
明確に女性に怪我をさせる意思がなくとも
怪我をさせてしまうことが、ある程度予測できるようであれば
それで十分意図的といえるだろう、、、
ということで、賠償が認められたらしい。
とにかく、こんな感じの裁判があったのだ。

・・・それで、とある大学の、ある日の法律の授業で
今私が話した裁判例を、
とある教授が生徒達にも教えていた。
しかし、その授業をサボって聞いていなかった
生徒が一人いた。
それで、教授は、次の日の、法律の授業で
その生徒を指名して
「 お前、この前の授業サボっていただろ?
どんなことを私が授業で話していたのか、教えてやるよ
まず、今すぐ前に出て、このイスに腰掛けてみろ 」
と、その生徒にイスに腰掛けるように指示した。
それで、生徒が言われるがままに、イスに腰掛けようとしたら
教授はイスをサッと引いて
生徒は後ろにシリモチをついて、怪我をしてしまった。
それで、その生徒は、教授を訴えた。
生徒いわく
「 イタズラ半分でやったこととは言え
私が怪我をすることは十分予測できただろ、
だから意図的にやったことだ 」
と、裁判で主張した。
ちゃんと、自分がサボった授業で、教えられた内容を
勉強してきたのだ。

しかし、現実には、大学の教科書にも載っている
昔の裁判例で主張されたことが
そのままストレートに通りはしなかったらしい。
生徒側と、教授側とで、
これ以上やると
裁判はダラダラになるし、長引く、金もかかる、、、ということで
無難なところで、ほどほどの額を払うということで
和解は成立して、妥協したらしい。
ふ~ん。
まぁ、アブナイですよねぇ、イスを後ろに引くイタズラは。
普通に、イタズラだろうが、なんだろうが
完全に意図的でしょうが。
怪我させる気というか、それ以上のモノを感じます。
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