うろ覚えで書く。
大昔のこと。
敵地とかの敷地内や建物などに密かに侵入(潜入)して、
いろいろな工作や情報収集を生業をする者達がいたのであるが。
そして場合によっては、敵地の懐深く入ることもあり、
人の気配がするところまで近づいてひそんで、
どんな会話をしているのか、とか隠れながら、
聞き耳をたてることもある。
が、しかし、ひそんでいる最中や、敵地の敷地内を移動中に、
ゴソリと音をたててしまい、むむっ!何やつだ?、ということになることもある。
そういう場合を、あらかじめ想定して、
練習ないし、修練を積んでいるらしいのだ、日々。
・・・で、なんのを練習をしているのかというと、
動物の鳴き声の鳴き真似である。
屋内であれば、イタチやネズミの鳴き真似、
そして屋外であれば、犬猫などの鳴き真似がスタンダードであったらしい。
(どうでもいい話だが、ネズミの鳴き声って結構、実際聞いてみたらアレですよね、
、、、あと、鳥の鳴き真似はしなかったのか、、、まぁ潜入するのが夜であれば、
やはり普通に動物か、鳥は家に帰って寝ているのか、その時間は)
それらの鳴き声の鳴き真似をうまくできるように、
がんばって日々練習していたらしいのだ。
でも、まぁ人が動物の声を完全に似せるのは、なかなか難しいので、
まぁ70点か80点くらいのデキでも良かった。
それくらいであれば、多少、本物と比べて不出来でも、
聴く側からすれば、今の鳴き声なんなんだ、、、とか思っても、
キィキィ(なんか天井の屋根裏)やらニャー(庭)やら、
とりあえず、、、っぽい鳴き声が聞こえてきて、
どの動物の鳴き声かは最低限、判別がつく程度であれば、
なんか発情しているのか、ストレスが溜まっているのか、動物も、、、で、
済ませてしまうこともあるでしょう。
とにかく、なんかいるんじゃないか?とか様子をさぐろうするのは、
正体不明な生き物がそこにいるからであり、不安なのであり、
そういう時に、
とりあえず、、、なんか特定の動物っぽい鳴き声が聞こえてきて、
微妙になんか変じゃないか?
と思っても、どの動物の鳴き声かだけは、聴く側からすれば、分かるのであれば、
それで安心して、動物の鳴き声だと断定してしまうのである、人っていうのは。
不安な時こそ、自分の信じたいことを信じようとするのである。
思い込むのである。
そこらへんよく分かっていた、プロなので。
・・・あと、あえて侵入する目的の場所に、
猫やらイタチやらネズミを、おそらく放ち、
そいつらに走り回ってもらうなどして、音を出させて、
自身の出す音を誤魔化すというか、注意をそらすこともあったとか。
まぁ連れてきたアニマルズが、どこまで上手くやってくれたのか。
連れてくるのも面倒ですが、家とかで普段飼っていたりしたんでしょうね。
そういうことを目的として。
なきごえきけちゃう! どうぶつ ずかん (たまひよ音のずかん絵本)
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