私が初めて入社した会社で
すぐに私の机というか席をあてがわれたのであるが
めちゃくちゃになっている。
どうやら私が入る前に辞めていった前任者が使っていた
席のようだ。
まずは机の整理から始めるか、と思い
隣の席に座っている人に聞きながら
捨てていい物と悪い物を判断して
引き出しから
前任者が使用していたと思われる資料やらなんやらを
取り出して、仕分けして、処分して整理していくことに。
その時に、その隣の人に、ここに座っていた前任者ってどんな方だったのか、
少し聞いてみることにした。
そしたら、なんか、まわりの従業員の使いっ走りみたいなことを
させられていたらしい、その前任者は。
それでいろいろ、入りたてで何も分からないのに
仕事押しつけられて、入社してから1年で体調を崩して
会社を去って行ったらしい。
どうやらストレスで胃に穴が空いたらしい。
へぇ~、ふ~ん。
、、、と、その時はまるで、人ごとのように聞いていたのであるが。

まだ当時は社会人1年生であったので、言っていることが
よく理解できていなかったのであるが
たぶん、おそらく社会人経験がすでにある人であれば
その話を聞けば、すぐにこの会社に深入りする前に
あ、これは、、、ヤバい、と思い
即トンズラこいて逃げていくのだと思う。
間違いなく。
でも、私はこの会社で長く続けるぞ!と意気込み
当時、世間知らずの私は、自分はそうならないだろう、などと
なんの根拠も無い自信に満ちあふれていたのであるが
はたして、どうなるのか?
その前任者が、こき使われて、振り回され
胃に穴をあけて1年で逃げていった理由を
身をもって知ることになるのは、その数ヶ月であるのですが・・・
つまり、そこの席は、会社への、、、
いや、まわりの社員への生け贄ないし、犠牲となって消耗されてしまうために
雇われてしまった人の席であったらしいのだ・・・
わざわざ準備ないし、用意されているのか。
逆に、その前任者は1年もったのだが、すごい、とか思ってしまった。
なぜなら私は半年ほどで辞めてしまったからだ。
胃に穴まで空くほど耐えなかったので、辞めてから1週間家で寝ていたら
治ったのであるが
会社辞めた直後は、ストレスで咳が止まらず
呼吸がまともにできない状態であったのだ。
でもまぁ前任者は40代半ばほどの社会人であったし、
私は当時、新卒ピチピチの20代前半であったし
半年近く勤めたなんて良くやった方だと思う、褒めてくれ誰か。
下手に忍耐力ない方が、、、無駄な根性なんて無い方が
すぐにへばったらもう無理と逃げてしまうので深手を負わずに
済むと思います。
短期退職だろうが、なんだろうが、いろいろと
人間関係、仕事内容、精神的にも肉体的にも
無理そうなら、とっとと逃げた方がいい。
体壊す前にな。
挨拶なんかせずに、即退職届、郵送して出して
あとは家で寝ていました。

( それでも解雇ではなく自己都合になったのだから、
そして給料も振り込まれていたのだから、やはり下手にこじらすよりも
辞めると決めたら即、退職の意思を示して、去って行くというのが
立つ鳥後をにごさずだ。
それに退職理由に上司とか、まわりの従業員の悪口とか余計なこと
一切かかなかったし。
円満だよ、円満、、、まぁ解雇にするのも面倒だし、
自分から退職を書面で申し出たのだから、自己都合が一番良かったのだろうが・・・ )
学校じゃないんだから、辞めたとしても、他にもいろいろと
職場は星の数ほど存在する。
正社員じゃなきゃ、以前どこの職場で、どの程度働いていたなんか
そこで社会保険にでも加入しなければ、バレることもない。
気楽に行くべきだ。
それに新しい職場で重視されるのは、飽くまでも
前の職場でどんなことをしていたのか、ではなくて
今のこの職場でちゃんと働けそうなのか、ということだ。
持病とか煩っていなくて、体さえ今元気で働けるのであれば
いくらでも仕事っていうのはあるわけだ。
だって、よく考えてみろ。
専業主婦で、ずっと数十年、家にこもっていた人でも
バイトくらいはすぐに見つかるし、
もっと働けないか?とか声かけられますので
どこも人は足りないんですよ。
ブラック職場ではなくともねぇ~。
真面目にやるな!真面目に考えるな!
今の仕事が無理そうなら投げ捨ててでも辞めてしまえ。
そこの職場の人とは、もう会うことも無いし、
会ったとしても赤の他人だ。
関係なんかありゃしない。
SH
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