<質問の概要>
例えば、従業員が60歳になったら会社を辞めなければいけない、という
定年退職制度を会社が定めることは
労働基準法とかの法律に触れたりしないのでしょうか?
なんで従業員が定年(60歳とか)になったら会社を辞めないといけないのでしょうか?
以上、よろしくお願いいたします。
<弁護士回答の概要>
会社の就業規則などで正式に定年の年齢が定められている場合
(会社が定年退職制度を定めている場合)
原則、従業員はその規則に従って
その定年年齢になったら会社を辞めないといけません。
そのような定年退職制度を会社が就業規則で定めても
労働基準法などの法律には違反しません。
また、会社側は、
下限は法律で決まっていますが、
自由に定年の年齢を定めることができます。
それに、もし会社側が同意すれば
定年退職制度が定められている会社であっても
定年にたっした従業員を、そのまま引き続き雇用し続けることも可能です。
以上、参考までに。
<私の考え>
定年退職制度は、日本では法律で定められているわけではなく
会社側がそれぞれ自由に定めることができるようです。
なので、会社によって制度の内容が違うことがあります。
また、特に、会社が定年退職制度を必要ないと思うのなら、
定めなくてもいいことになっています。(義務ではない)
しかし会社が定年退職制度を定めようとする場合
法律で定年退職の年齢(つまり定年)の下限だけは決められています。
59歳以下で定年を定めることは禁止となっているので、
ちょうど60歳で定年を定めている会社がほとんどです。
(定年の下限を定める法律がどこまで会社に対して
強制力があるのかまでは知りませんが・・・)
私が働いていた会社も定年が60歳として
一応就業規則で定められていましたが
みんな60歳になっても社長に頼み込んで引き続き働かせてもらい
80歳になっても会社に残っている人もいました。
こういった民間の中小企業であれば(特に親族経営)、
社長と仲が悪くなく、仕事もできるのあれば
定年なんてないも同然のところもあります。
(ただ、こういった習慣がある場合
やっと辞めていってくれると思った従業員<おつぼね>が
会社に、定年後もずっと残るという絶望感がかなりハンパないです。)
ただ、定年退職制度がある会社で、定年に厳格なところも多いので
そのような会社に勤めた場合には
会社が定年後も従業員が働き続けることを容認していなければ
「まだ働きたい、まだ俺は働ける!」と思っていても
定年になったら、大人しく辞めるしかないですね。
今の世の中なら、
定年になるまで無事?に働けたこと自体を喜ぶべきかもしれませんね。
定年になる前に嫌がらせされたり、難癖をつけられて強制的に
辞めさせられる従業員もいますし。
私自身は定年になるまで会社で働きたいとは全く思いませんがね。
・・・・・・ということで、今回の記事は以上です。
SH
いつだって、誰だって、、、、ね?
<定年退職 制度 法律 定年 退職 会社 労働法 規則>