今現代でも、警察官を装ったり、
警察に知り合いが働いているとか言って
金をくれれば犯罪をもみ消してやるなどの詐欺みたいなのが
たまに見かけますが。
江戸時代にも、それに似た感じの犯罪があったのか
それに関する法律で
「 当時の警察署で働いている人にツテがあるから
(知り合いがいるから)などと言って、
嘘を言って、人からお金をもらった人は、
島流しにして、地元から追い出して、どっかへ飛ばす。
そして、金をあげた人には罰金をかします 」
、、、とかいう法律があった。
それにしても賄賂?を渡した人も、罪に問われるのか。
騙されてお金を渡しただけであり、
一見被害者にも見えなくもないが。
実際に警察にお金が渡るわけでもなし。
おそらく、そんなもん信じて、警察に金を送って
なんとか口を効いてもらおう、
都合をつけてもらおうとか考えたやつ自身も、けしからん。
今後、こういうことの起こらないように、
ちゃんと処罰しようということになったのであろうか。
現代で言えば、十分贈賄罪になりえたのかもしれませんね。
ああ、でもたしか、江戸時代って
法律で禁じていたのかどうかは知らんが
普通に賄賂(贈賄・収賄)自体は日常茶飯事とか聞いたんですがねぇ。
そう考えるのであれば、お金を渡したうんぬんではなく
当時の警察官を装って、いろいろやること自体がアカンですよ、
ということになるのか。
そうであれば、騙されて金を渡したヤツは、
まぁとりあえず処罰しておこうみたいなノリなのか。
島流しに比べて罰金だから、まぁマシになっているとも、とれよう。
あと、余談ではありますが
警察にツテがある、知り合いが働いているから
都合をつけてやろうか?と言って
詐欺をおこなって金をもらった人は罰せられるとか、今回、書きましたが、
もしかしたら、そういう話では無く
普通に、脅迫として、自分に警察にツテがあるから
お前みたいなヤツのことをいつでも牢屋にぶちこめるぞ!
嫌ならお金を渡せ、という感じでお金をまきあげるヤツもいたかもしれませんね。
そういう場合だったら、しかたないから、金を渡してしまった人は
罰金とかにはかせられないのでは?
完全に被害者ですから。
<江戸時代 罰金 詐欺 島流し 警察官 奉行所 役人 過料 コネ コネがある 嘘 ウソ>