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<明治>精神異常者が土地勝手に売った契約を取り消した話

 

 

今から140年前くらいの話。

まぁ1870年代後半頃か。

 

 

とある元お侍さんで、ほどほどの金持ちがいたのであるが、

精神が不安定であったので、

その親戚である代理人が、

代わりに元お侍さんの財産を管理していた。

 

 

 

しかし、当時起こった国内の一部の層からの反乱によって

内乱がしばらく起こったのであるが

その代理人が、それの

お手伝いに呼び出されてしまい

やむなく留守にしていた間に、

その不在の隙を狙って、まともに判断のできない

その精神不安定な元お侍さんのところに行き

直接的に話をつけようとしたヤツがいた・・・

 

 

それで、その元お侍さんから、土地を実際の価値価格の

6分の1の安さで購入する契約を結んでしまったらしい。

 

 

お願い~、とか頼んだら、

んん~分かった分かった良いよ、よく分からないけど、、、

とか言う感じで流れるような感じだったのでしょう。

 

 

で、そのことを後から知った代理人が

その土地を買ったヤツを、

代理人である自分を通さずに、勝手に判断能力がまともに無い

本人を騙して、正当ではない方法で

土地を格安で入手する契約を結んだのであるから、

その契約を取り消す!と訴えたのであった。

 

 

 

で、この時代まだ、まともに今みたいに

私人間の揉め事を解決するための民法(キマリ)が

ないのであるが、

訴えてきた代理人の方が、昨今国内に入ってきた

海外の民法にならいましょう、、、

 

 

その民法には不動産である土地価格の12分の7を超える

損をした場合、なにがあっても契約を取り消せるだか書いてあるので、

今回の場合は、土地を相場の6分の1で売ってしまう契約を結んだ、、、、

 

 

つまりその6分の5、、、つまり12分の10損したから

問題無く取り消せるでしょう?

とか言って主張してきたわけで。。。

 

 

 

まぁ結局、代理人のその主張が

そのまま認められたかは知りませんが

裁判所は、その精神異常だと思われる

元お侍さんが土地の売買契約の取消しを認めたわけでして。

 

 

 

なんというか、その時代にも、そういった

精神に問題ある人の契約を取り消すこととかできたんですねぇ~、

とか、そう思いました。

 

 

 

 

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