あるところに円周率の答えが、とても気になる人がいた。
円周率とはアレだ。
円のまわりの長さを、円の直径で割っても
3.14なんたらかんたら、と、いつまでたっても
割り切れた答えが出ないヤツだ。
でも、その人は、どうしても、最後どうなるかという答えを求めていた。
なので、とある数学者の元を訪れて教えてくれ、と頼んだ。
それで数学者は、仕方なく自分の持っている計算マシーンで
計算してあげたが
「3.14うんたら・・かんたら・・・すんたら・・・どうたら・・・」
と、延々と計算されて、数字が出てくるだけで
いつまでたっても答えが割り切れて出てきそうにない。
数学者は、最初から、あきらめ気味であった。
「まだ続ける?」と数学者が聞いてきたので
別の人の元へ行って、聞いてみることにした。
今度は、心理学者の元へ行って聞いてみたのだが
答えを教えようとする気配がまるでない。
「なんで円周率なんかの答えを求めたいのか?」
「キミは頭大丈夫かい?カウンセリングでもしてあげようか」
とか聞かれたので、今度もあきらめて
また別の学者のところへ行って聞こうと思った。
それで、他の、いろんな学者の元を訪れて聞いてみたけど
誰も円周率の答えを教えてくれなかったので
とうとう、その人は、弁護士事務所を訪れることにした・・・
そしたら、応対してくれた弁護士が
「円周率の答えを知りたいだって?
うん大丈夫さ、きっと知ることが出来る」
などと言ってきた。
「え?本当に答えが出せるんですか?」と
今まで、いろんな学者の元を聞きに訪れたのに
教えてもらえなかったので、驚いた。
「答えを教えてください!」
そしたら弁護士は、さらにこう言った。
「キミは円周率は、いくつであって欲しいんだい?
きっと、その通りにしてみせる!」
、、、と。
なんか知らんが、海外の弁護士の話に、
こんな感じのネタ話がありまして、、、
つまるところ、海外の弁護士は
答えが無いモノであっても、
依頼者の要望次第で、その通りの答えを
裁判などを通して、導き出してあげるのが
仕事であり、そうあるべきだ、ということらしい。
もっと言えば、ちゃんとした答えがあっても
それが依頼者の求める答えで無ければ
その正しい答えを退けてでも
依頼者の求める答えにしてあげなきゃならん、ということ。
しかも、弁護士が
裁判で、上手くやって
裁判官や、一般人の裁判員の関心を
かうことができれば
それは、いくらでも実現できる可能性があるということ、だと。。。
まぁ海外の訴訟で、実際に、一見ムチャクチャな請求が
通ってしまうことがありますから
そうかもねぇ~とか思ってしまいますが。
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