なんていいますか、ザックリと話していきますが、
戦国時代あたりから、国内にやってきていた海外の人が、
クリスマスとか、ほそぼそと身内・お仲間だけで行っていたらしい。
まぁそういった海外の宗教的なことは、
それから長らくお上の都合で禁止されていましたので、
その間も、やはり一部の国内に仕事でやってきていた海外の人の間とかだけで、
クリスマスはなんかしていたらしいですが。
・・・で、時は流れて、時代は変わり、
そういった宗教の規制なども緩和された時代がやってくるのですが、
そこでやっと、海外の人ではなく、
国内人が積極的に行うクリスマスパーティー(略してクリパ)が
開かれたのであるが。
明治時代初頭の話ですね。
まぁしかし、一応クリスマス会をどんな風に行うのか知らなかったので、
海外の人に教えてもらったりしながらであった。
で、なんか飾り付けとかも、どうすればいいのか分からなかったらしく、
とりあえず十字架に、柑橘系の果物を付けてみたり、
いろいろ試行錯誤であったらしい。

で、やはりクリスマスと言えば、主役は煙突から侵入してくる、
あの髭のお方なのですが、
どうやって再現すればいいのか、とにかく国内風に再現したかったのか、
そうした方が受け入れられると思ったのか知りませんが、
先の時代(江戸時代)風の、お偉い武士様風の姿であったとか。
今のサンタクロースとはまったく違う、というか、
なぜか身分の高い武士の姿であった。
もしかしたら、江戸時代が終わってすぐのことですので、
なんかクリスマスのプレゼントを、
主人が定期的に使えている家臣などの部下に、
1年の功労をねぎらう時などに贈る、
ご褒美の類い等とかと思っていたのではなかろうか?
昔は、人から皆になにかしら、
贈り物をあげる時というのは、そういう時な物だとか、
思っていたのでは?
昔の人なりに、クリスマスプレゼントとはどんな物か考えて、
当時はそういう考えに行き着いたのかも知れない。

・・・まぁ民間にクリスマスとかが浸透するのは、もうちょっと後、
明治時代後期あたりじゃなかったですかねぇ。
その頃に出てきたサンタも、なんか三太九郎とかいう、
モミの木抱えた、冬山から下りてきたキコリみたいな姿でしたので・・・
<歴史>