<江戸>公共事業を業者は引き受けたがらなかった

大工さん

 

 

今から250年前の話。

江戸時代ですかね。

 

 

国内の、とある地域で

橋が壊れたので、新しい橋を作ってもらおう、ということで

当時のお上から、地元の建設業者などに対して

入札という形で、仕事を発注しようとしたのだが、

業者は誰も入札してくれなかった。

 

 

ちなみに入札というのはアレです。

いくつかの業者が名乗り出て、いくらで仕事受注しますよ、といって

引き受ける価格を提示して

その中から1番安く引き受けてくれるという業者が

仕事を引き受けることになるというアレです。

 

 

お上からの公共事業の仕事の受注というと

ちゃんと仕事さえすれば、もらえる物はきちんともらえますし

仕事も大きなモノなので

まとまって、もらえる額も大きくなるので

人気が高くなりそうな感じなのですが・・・

 

 

 

当時、どうやら雇う大工の賃金が高くなっていたらしい、ということもあるし

仕事を引き受けるにしても、順調に仕事を進めるためには

役人とかに賄賂として、いくらか相応の額を包まなくてはいけなかったらしい。

 

 

一応、お上も表面上は、

仕事の受注にあたって業者は役人に賄賂を渡してはいけない、とか

定めて、業者側に言い聞かせていたが

裏ではやっぱり要求したらしい。

 

 

つまり、工事の業者側は

公共事業の仕事の受注という、うまみを多少感じたとしても

反面、当時の人件費の問題やら、役人へ渡すべき賄賂の額などを

かんがみると、

金も手間もかかりますし、めんどうなので

引き受けるメリットは少ない、デメリットばかりだ、と思ったのかもしれない。

 

 

誰も業者が入札しないということは、

業者はみんな、そこんとこよく分かっているという証拠だ、人気が無い。

 

 

 

それに加えて、補償面での待遇も良くはなかった、らしい。

 

 

少しでも作った物に欠陥があれば、これは手抜きだろ、とか言われて

一からの作り直しを命じられたりして、

しかもなにかしらの刑事罰が科せられることもあった。

 

 

また、こちらの指示したとおりに作られていない、と文句をつけられて

作り直しをさせられることもあった。

 

 

ちなみに、それらの作り直しにかかった費用などは

作り直しを命じた、お上が出してくれるわけではなく、

全額業者側の負担にされた、とか。

 

 

こんなん、めんどくさそうだし、誰が引け受けるんだって感じですね。

完全に見下されとる。

 

 

 

 

 

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