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江戸時代にも出版物の盗作を規制する法律はあった?

書物

 

 

江戸時代の著作権に関して少し話します。

江戸時代にも、

本の著作権が、ど~のこ~の、という概念自体は、一応あったらしい。

まぁ明確には、

出版された本の著作者が、本当は誰であるのか?

ということが大事だったみたいですが。

 

幕府が、本屋(つまり出版元)に対して

なにかしらのお触れ(出された法律)の中で

「昔から存在して、今でも伝わっている本があった場合に

著作者を違う人間に変えて、出版してはならない!」

とか言っている。

 

 

 

つまり、昔から有る本の中でも、

著者があまり有名でなかったり

誰が著者なのかよく分からない本があったとしても

勝手に、「自分が著者だ!」ということにした

本を出版したらダメだ、ということを言っているのである。

 

こういうことを幕府が、わざわざお触れの中で言うということは

実際に、そういうことをやっていた人が

それなりにいた、というわけでして・・・・

文章の一部を盗んだ、とか、そういうレベルでは無く、、、

 

 

江戸時代では、誰かが

昔の文献とか漁っていて、偶然にも内容が良さげな本を見つけたら

「どうせ誰が、この本の著者とか

今更、誰も調べないだろうし、たとえ調べたところで分かりゃしないんだから、

俺が書いた、ということにして新しく発行しても構いやしないよな!」

と考えたりして、丸々、本そのものを自分が書いて仕上げたことにして

本屋に頼んだりして、新しい本にして発行してしまうことがあったみたい、です。

 

まぁ今現代みたいに、ネットとか普及している時代でも無いですし

詳しい人が見て

「これ著者違うじゃん!完全に丸ごと盗作じゃないのか?」ってな感じで

すぐに気づかれるようなことも無いでしょうし、

昔に発行されて、

あまりにも当時の販売部数も少なかったようなマイナーな類いの本とかであれば

その本自体、ちまたにほとんど残っていないでしょうし、

それに、そういう本は

著者が、すでに亡くなっている場合が、多かったみたいですし

江戸時代だからこそできた、というか思いつける

大胆な発想、ないし、手段だと思います。

 

まぁ、それでも幕府がお触れの中で「ダメだ!」と

明確に言っているってことは

読んで気づいた人がいて、実際に問題になったから、、、

ということなんでしょうが。。。

 

 

とにかく、幕府側は

まず、実際に本を委託されたから刷って出版する、版元ないし本屋に対して

「盗作の無いように、しっかり著者が本人かどうか調べてから発行しろ」、と

厳重に気をつけるように言っていたのだった。

 

まぁ、もちろん自分が著者だと本に記載した人も

自分が著者でないとバレたら

お上から、なにかしらのお咎めは受けたかもしれませんが。

 

とくに幕府側が、著者が違うことの無いようにしたかったのは

学術書 の類いなどの本だったみたいでして。

つまり、それらの本を、

幕府側も読んで参考にすることがあったからなのではないだろうか?

それらの目を通す本の、著者が

実際とは違っていたら

いろいろとチグハグなことでも起きたのだろうか。

 

・・・まぁ、普通に考えれば

民間のどうでもいい、当時の流行していることとか

おもしろ、おかしく書いてある刷り物(本)なんか

著者が誰であろうが、幕府にとってはどうでもいいことでしょうからねぇ。

 

 

おすすめの本

 

SH

 

 

江戸時代中期頃に、日本で最初に

西洋医学書(ターヘル・アナトミア)の和訳に、取り組む人達の話。

これは、めちゃくちゃ面白かった。。。

 

オランダ語で書かれている書物なのに、

オランダ語が、ほとんど分からない日本人達が、それを翻訳するという(笑)

とてつもなく地道な作業が、そこにはあった。

 

まぁ、なんだかんだで、がんばって

その医学書に挿入されていた絵と

その絵の横に書いてあった文字とを対比させながら

翻訳してしまい、それでできたのが、

あの中学、高校でも習う、有名な「解体新書」なんですけどねぇ。

 

 

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