五月病というと現代人の勤め人の中だけで、もてはやされている
精神病であるかのように思われていますが
江戸時代にも、勤め人の五月病みたいなモノは存在した。
特に、お殿様のお城に勤めている武士、、、、
つまりエリート武士の間で顕著であった。
職場の奴等は、みんな先祖代々、エリート武士の身分を
世襲してきた、めちゃくちゃプライドの高い奴等ばかりで
職場(城中)の空気はギスギスしていて
人間関係は、良くないことが多かった。
それで、職場(城中)で、同僚からイビられたり、いじめられたりした武士は、
職場へ向かう登城途中、いつも城の門の上に飾ってある
シャチの飾り、ないしシャチホコを見上げては
会社ないし、職場(城)に行きたくねぇ~、
今からでも家に引き返そうかな?登城拒否したい、、、と思い
足を止めることがあったので
そういうのを五月病ではなく、当時は “シャチホコ病” などと呼んだ。
( またはシャチ病 )
もういっそのこと、自分の武士の身分を
町人とかの一般人に売ってしまって、武士をやめちゃおうかなぁ、、、
う~ん、でも、親含む、親類縁者からの目が、
う~んう~ん、とか思いながらも、しかし、、、、
先祖代々、武士の身分を引き継いできたのだから
簡単に、身分を売って、武士を辞めてしまう、などとして
そんなこと現実的には出来るはずもなく、、、しかたなく
今日も職場へウツロウツロに登城するのであった、、、、、
・・・そして、職場についてみると
自分のことを執拗にイビって、いじめてくる
嫌いな同僚が5人いた。
私の顔を見ながら、そいつらは今日はどのようにして、私のことを
いじめてやろうかニヤニヤしながら思案している。
、、、もうホント嫌だ。
とにかく仕事に集中しよう、、、たしか今日は、私の仕えている
この城のお殿様が、タカ狩りに出かける、ということなので
私も、それについていかなければならないのだった。
、、、そして、あの5人もついてくる。。。
それで支度がととのい、タカ狩りに出かけて、なんかお殿様の
機嫌も良さそうなので、無事、タカ狩りの仕事は成功したようだ。
それで、お昼になったので、持参してきた弁当を開けてみると
なんと、弁当が空(カラ)になっている。
そして代わりに、ご丁寧にも
弁当箱には馬のフンが詰められていた・・・・・!!
そして、同僚の5人が、その様子を見て
(私が困った顔をして泣きそうな顔をしている様子)
遠目から笑っている。
さすがに、この仕打ちは、いつもはできる限り寛容に努めている
私も我慢できずに、本人達に感情のままに問い詰めようとしたが
完全に無視され、代わりに上司に事情を伝え抗議したが、
上司からは「そんなもん知らぬ!」とか言われた。。。。
それどころか、
「 お主が、もし同僚から嫌がらせを受けていたとしても
それはお主が悪いのでは・・・?
一介の武士として恥ずかしくないのか? 」
「 弁当が馬のフンにすり替えられていたことにしても
昼になるまで気づかなかったのだから
それはお主がトロすぎるからだろう! 」
、、、、と、逆にバカにされて叱られた。
この瞬間、イジメを受けて、いつも我慢していた武士の何かがキレた。。。!!
次の日、その武士は、普段より少し遅れて登城して、職場へ着いて
すでに部屋で仕事に、とりかかっていた
いじめっ子の5人の同僚に、無言のまま抜刀して斬りかかった。
そして、その斬られた同僚のうち3人は即死して、
他の2人は重傷を負って、息も絶え絶えになった。。。
(そのあと死んではいない?、、、たぶん)
斬りかかった、普段いじめられていた武士は、その光景を見て
少しは満足できたのであろうか?
そのあと、すぐに、ノー介錯で、何度も自分の腹を切り裂くなどして
切腹して自殺してしまった、、、、
ということが、あったとか、なかったとか・・・・
とにかく江戸時代にも、職場での同僚や上司からのイジメや
それに派生する鬱病、出勤拒否などの
現代も抱える様々な問題は、結構あった、、、、ということなのです。
<江戸時代 五月病 鬱 鬱病 拒否 歴史 職場 出勤 出勤拒否 嫌がらせ>