海外の、どこぞの地域の話。
そこの地域では、なんか知らんが
ビスケットを作ると、それに課税されてしまうらしい。
それで、とある、お菓子の製造所が
「 うちのところで、作っているのはビスケットでは無く
“ケーキ”だから、課税対象にはならないだろう! 」
、、、と、課税しようとしていた、お上に対して
裁判所に訴え出たことがあった。
それで、裁判によって
製造所の、その主張が、なんとか認められた。
どうやら、争点となったのは
ビスケットとケーキは、なにが違うのか?、、、ということ。
裁判所いわく、
ビスケットは長い期間、放置していたら
柔らかくなってくるけど
逆に、ケーキは次第に硬くなってきてしまう・・・
おそらく、そこが違いだ!、、、、ということにした。
つまり、その製造所の作っている、
そのビスケットとして課税されそうになった、お菓子は
作られてから、しばらく放置していたら
硬くなっていくことが、確認されたので
ケーキだと言うことになった。
よって、そこの製造所で作られている、お菓子には
課税されずに済んだ。
・・・個人的には、長い間、放置なんてしなくとも
普通に、噛むと硬くてボリボリするのが、ビスケットで、
フワフワしていて、まわりにクリームとか付いていて
普通に、柔らかくムシャムシャと食えるのが
ケーキだという認識なのですが。
難しいコトなんて考えずに。
なんか一目見て、ビスケットかケーキか、どっちか分からない
複雑な、お菓子でも、作っていたのか?
なんかネットで、その課税するかどうかで揉めていた
お菓子を検索して、画像を見てみたのですが
なんか国内のスーパーで、よく売ってそうな
チョコパイみたいな感じの、お菓子だった。
う~ん、たしかに
くまなく課税したがる、お上としては
ちょっと一見してケーキには見えないし
とりあえずビスケットということで課税してしまおうかな~、と
思わなくもないような気もする感じのお菓子かもね。
・・・そして、その裁判が終わった後、
同じ地域で、また同じようなことで
お上と揉めた、別の、お菓子の製造所があった。
そこで、作られていたのは
ビスケットのまわりをチョコでドロッと固めて
作られていたケーキ、、、のようなもの。
つまるところ、土台はビスケットで作られた、お菓子なのだ。
ということは、ビスケットじゃね~のか(笑)
とか思ったが。
で、お上との間で、十年以上もの長きにわたって
裁判で揉めたのであるが
なんとか製造所側が勝った。
裁判所いわく、今回の場合は
土台が、ビスケットであれ
仕上がった形と、食感が、ケーキ寄りだし
それに加えて、
そのお菓子の名前も、なんちゃらケーキ、と命名してあるので
それはケーキでOK!
、、、、ということになったらしい。
それに対して、お上も
長きの間、言い争ってきて
そういう結論が、裁判所から出されたのであるから
もう何も言うまい、、、ということになった。
そして、今まで、ビスケットとして
課税して徴収していた分の、お金を
いくらか大人しく返した、ということらしい。
なんというか、もしも、カンタンに
ビスケットを、ケーキのような感じに仕上がっているから
ということで非課税にするようなことがあるのであれば
ビスケット製造会社の脱税の口実に使われそうではありますが。
まぁ、お上も、
いざ本当に、その気になれば
ビスケットだけでは無く
法律によって
新たにケーキにも課税してしまえばいいだけの話ではありますが。
まぁ、とりあえず、今回の事例から
どうやら、ビスケットとケーキの違い、とは
厳密に、どんなところなのか?
という定義とやらは
製造所で作られている、お菓子が、
課税の対象となるのか、ならないのか?という
製造所にとって重大な問題が
絡んでくると
違いはココだ!と、一様に
裁判所側が、決めてしまうのは難しいようで。
だって裁判の内容によって
ビスケットとケーキの違いの定義が
これだ、あれだ、と違っているように見えるし。
放置していたら硬くなるかどうか、だったり
仕上がりの形や食感が、どーなのか、だったり
定義が、まだ、しっかり定まっていないように思える。
まぁしかし、
製造所と、お上が、
作っている、お菓子が課税されるかどうかで、
裁判によって
いろんな部分で、マメに争うことによって
ビスケットとケーキの新たな違いが
発見されていくような気がします。
そうしていくうちに
そのうち、しっかり、公的にも
明確な違いが定まるのでは?
SH
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