養育費を請求しない念書を書いても、なぜ請求できる?

 

 

<質問の概要>

 

妻が自分の子供を連れて、夫と離婚するときに、

夫との間で、

妻が夫に一切子供の養育費を請求しない旨の念書を、

取り交わした場合でも、

あとから妻が夫に子供の養育費を請求することができる・・・・

 

と聞いたことがあるのですが、

 

もし本当に請求可能ならば、

それはどういった理屈があるからなのでしょうか?

以上、よろしくお願いいたします。

 

 

 

<弁護士回答の概要>

 

養育費とは、子供のためのお金であり、

養育費請求権の権利の主体は子供です。

 

ですから、両親の合意だけで、

子供の養育費の請求権は放棄することはできません。

両親による勝手な子供の養育費請求権の放棄は無効となります。

 

また放棄の念書を取り交わしたとしても、

そのような念書に法的な拘束力は認められません。

 

以上、参考までに。

 

 

 

<私の考え>

 

いつだったか昔、たしか

母親が離婚する際に、

自分の子供の養育費の請求権を放棄したとしても、

それは何の意味もなく、

あとから普通に子供の父親に当たる人に、

母親が子供の養育費を請求できる、

みたいな話を聞いたことがあったので、

確認のために今回弁護士さんに質問してみました。

 

大抵子供を引き取った母方が、

父方から、

「完全に縁を切りたいなら、子供の養育費の請求権を放棄しろ!」

と迫られて、

しぶしぶ、その旨の念書にサインしてしまうことが多いのですが、

どうやら、母方がサインして請求権の放棄をしたとしても、

その約束は 無効 とみなされ、

あとから家裁に行くなり、または訴訟でも起こせば、

父方に普通に子供の養育費を請求できるようですね。

 

母親には子供の養育費に関しての代理権があると思っていたのですが、

どうやらないみたいですね。

 

養育費に関しての代理権だけは。

 

養育費に関する請求権は、

子供だけが持っている究極の権利であり

例え、親(今回は母親)が子供の代理として、

子供の養育費の請求権を勝手に念書など書いて明確に放棄したとしても、

そういった行為は無効になるようです。

 

 

また弁護士さんから、さらに話を聞くところによると、

一度養育費の金額を確定させたとしても、

諸事情によって子育てにかかる費用が多くなるようなら、

あとから養育費の増額請求も認められているし、

別に今回の質問事例の内容は、

不思議ではない、と言われました。

 

 

・・・・正直、私も今回のことは、

弁護士さんに質問して回答を頂くまで、

半信半疑でした。

 

はっきり言って、子供引き取った母方が、

子供の養育費請求権を放棄してしまったら、

それでおしまいだと思っていました。

 

父方は自分の子供の養育費の支払い責任から、

逃げることは難しいということですね。(というか、逃げれない)

一度子供を作ってしまったら、責任重大だということです。

 

まぁ今の時代、女手ひとつで、

子育てをするのは難しいですし、

これらの仕組みは、

当たり前といえば、当たり前の考えなのですが・・・

 

あと今回子供の養育費の請求権の放棄の念書にサインしても、

大丈夫みたいなことを言いましたが、

念のために、

あらかじめ、そのような念書にサイン(約束)しないようにしてください。

 

・・・・・今回の記事は以上です。

 

 

 

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