うろ覚えで書くので、あしからず。
江戸時代も終わりの幕末、
ある日、外国からの黒船が、とある岸辺にやってきた。
ソレを見た人達が、船を恐れたかというと、そうでもなく
(当時の政府は「うわぁ・・・」とか思ったみたいだが、
以前から、そっちに行くから、とか言われていたけど
マジで来てしまうとは、、、、といった感じか)
暇をもてあましている庶民は、自分で船を出して近づいて
見物したりと楽しみ始めたので
当時の政府は、遊び半分で黒船に近づくな!と
広く言い聞かせた。
まぁそれでも中には、黒船の乗組員と直接接触して
当時としては珍しい西洋服のボタンとかもらったヤツもいれば
黒船に乗せてくれ、と直接頼み込む人もいたが。
しかし、そんな中でも、実は、その黒船に直接侵入できた
忍者がいたらしい。
どこぞの国内の地域の忍者で、上からの命令だったかで
黒船がどんなものか様子を探ってこい言われていたらしい。
そしてその手練れの忍者は船内の侵入に成功したばかりか
船内に置いてあった、外国語で書かれたメモ書き文書やら
ちょっとした食料やら、嗜好品やらを、ちょいちょい
持ち帰ってきたらしい。
それで、相手の生活とかの様子が、なんか分かるのか?
で、忍者は無事に帰還してから、さっそく
まずはメモ書き文書の解読、ないし、翻訳作業に入ったのですが
がんばって、なんとか翻訳したところ
書かれていた内容というのが、
「いろんな国のメイドにあったが、その国によってメイドの得意分野が違う、
あそこの国は床上手だし、あっちの国は料理上手だったり、いろいろだなぁ~」
とか、ホントどうでもいい乗組員の個人的な日記的な内容が書かれていた。
まぁ当然のことですが、その忍者自身は、簡単な英語とか
そういうのは全く読めなかった。
これからの忍者は暗号の解読能力と言うよりは
簡単な外国語の勉強が必要になってくるのであった。
黒船の来航により、世界は国内だけではなくなったのだ。
外国をもっと知らねば。
身にしみて理解できた。
結局、船から盗んできた文書からは、
なにも有益な相手方の機密情報とかは得られなかった。
あと他の船内から窃盗してきた物品に至っては
上の人に見せたところ、その食料なんだ?
美味しそうだなぁ、俺にくれ、とか言われたので
そのままくれてやったらしい。
なんというか、まさか黒船に秘密裏に侵入したヤツがいたなんて知らなかった。
しかし、やはり忍者はスゴイ。
忍者というと戦国時代が1番の最盛期とか思ってしまいがちだが
江戸時代末期でも、なかなかいけるではないか。
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