海外旅行に行った時に(特にフランスのパリとか)
現地の案内人を装った2人組が
「写真撮ってあげましょうか?」
などと言って、旅行者に近づいてきて
その際に、そのうちの1人が
「荷物一時的に預かりますよ~」と言って荷物を預かり
片方が写真撮影をしている間に
預かったキャリーバッグや旅行鞄などの荷物を堂々と盗んでいく
という事案がよくあるみたいです。
聞いた話ではありますが。
・・・まぁフランスでは、大分前からではありますが
だんだんとアフリカやアジアの移民難民が押し寄せていて
特にパリであっても観光地なのに街中の道路脇に
そういった移民のホームレスが寝泊まりしはじめているらしいです。
だから治安も悪化の一途をたどっているみたいですね。
さすがに日本の観光地では
先ほど話したような騙して持ち去る事案のようなことは無いですが
日本の刑法にあてはめたら、そういう事案は
詐欺罪になるのか?それとも窃盗罪になるのか?
どちらになるのか気になってしまった(笑)ので
弁護士さんに今回聞いてみました。
弁護士さんいわく
「荷物預かりますよ~」と言って、荷物を預かった時点では
まだ、荷物は、旅行者(荷物の所有者)の支配下にありますが
偽案内人が、その預かった荷物をその場から持ち去って
それでやっと、旅行者の支配下から荷物を奪ったことになるので、
だから、通常、窃盗罪ということになるでしょう・・・
ということです。
しかし、
「荷物預かりますよ~」と言って、旅行者を騙して
旅行者の支配下から荷物を、偽案内人の支配下に移転させた
とも言えなくもない・・・
実際に過去にそのような事例で、詐欺になると判断された裁判例もあるので
詐欺罪にならない、、、、ということもないでしょう
とも言っていました。。。。
よって今回のようなケースでは
通常は窃盗罪として考えるべきだが
必ず窃盗罪になるわけではなく、
詐欺罪になると判断されることもある
ということ・・・・
まぁ正直どっちでも構わないといった感じ。
窃盗、詐欺、どっちになったとしても
たいして刑罰の内容は変わらないと思いますので、、、
まぁしかし、詐欺罪は
窃盗罪とは違って、罰金刑の処分が無く
懲役刑しかないので
若干、詐欺罪になった方が重くなるといった感じでしょうか?
まぁ、日本の場合はそもそも
観光地で現地の案内人が「荷物預かります」とか「荷物持ちますよ」なんて
言ってくること自体(めったに)ないでしょうし
日本の刑法というか、刑事的な考え方にあてはめたら、、、、なんてことは
あまり考えること必要もないことなのかもしれませんがねぇ。
・・・とにかく、海外旅行に行ったら
どんな場合でも、大切な荷物は肌身離さず、身につけておくべきでしょう。
海外旅行地のそれなりのホテルのホテルマンでさえ
信用できず、安易に荷物を預けるべきでない、ということも
良く聞きますので。。。。
海外に行ったら、日本の国内旅行の延長線上的なふぬけた考えは捨てるべきでしょう。
それに、バックパッカーとかの旅行者が置き引きとかの被害にあって
海外旅行地の現地警察に事情を話しても
まともに取り合ってくれるかも微妙ですしね。
日本の警察よりも、格段に質が落ちることは言うまでもないですね。
旅行者に普通に賄賂求めてくるような連中ですから、、、日本ではあり得ない。
SH
そんじょそこらの海外旅行記本よりも、ちゃんとしたことが書いてあると思った。
どういう手続きをして、どういう物を用意して持って行ったとか・・・
読んでいて「はぁ~、なるほど」と思ってしまう。
というか、ツアー旅行じゃなくて、女一人(自分一人)で
海外旅行へ行くとか・・・・どんだけチャレンジャーなんだと。
ちゃんとそれなりに現地のことを調べて行っているみたいですが
それでもいろいろあるようです。
行き先が、それなりに有名な観光地とはいえ(フランス、ベトナム)
外国には変わりないということ。
・・・・とにかく、読みやすいし、なんだかけっこう現実味があって
「あ~、たしかにこんなことありそうだなぁ」
と共感できることが書いてあったので
なんか現地をちょっとだけ自分自身が旅行した気分になりました。
読んでいてドキドキした。
こういうまともな旅行体験本って有りそうでなかなか無い。
なんか他のはどれも、海外での壮絶な体験談とか
秘境巡り、食巡りとかを強調した物ばかりで
内容が、かたよっている印象がある。
海外旅行(というか現地)に興味があるけれども
行く余裕や勇気まではないな~
と思う方向けの本だと思います。
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