昔の海外のどこぞでは墓場とかから
埋葬してある物品を掘り起こして、それを盗んでいくようなヤツラは
人間ではなくオオカミ、つまり狼が人間にとりついて
そんな悪行をおこなっているんだろう?とか思われていた。
なので、そういう墓掘り返すような犯罪をおこなうような人は
町から追放されて、町の外に広がる森の中に追い出されることとなっていた。
その墓の持ち主の家族とかに
奪った物に見合うだけの損害賠償するまでは戻ってくるな、とか言われた。
被害者側に弁償もマトモにできないのであれば
お前は間違いなくオオカミだ、人の中で暮らすべきではない、ということらしい。
で、当時の森の中と言えば、それはもうカオスなのだ。
山賊みたいなのもうろうろしていれば、正真正銘のオオカミやら獣やらがいる。
そんな中ではまともに生活していけるわけがないので
人里から追い出されて、森へ追いやられると言うことは、当時としては
実質極刑といった感じでした。
町にいればある程度は、自分の身体くらいは保護されるのであるが。
つまり法が適用されて自分に危害を加えてくるようなヤツがいても
ちゃんと裁かれるが、郊外の森の中は、法もなにもあったもんじゃない。
治外法権みたいな感じか。
なので、犯罪を犯して、お前はオオカミがついている~とか
狼認定されたら実質、もうまともに暮してはいけないのだ。
狼は、普段暗くてじめじめしたところで暮して、
人の家畜とかを勝手に食べる(人の物を勝手に盗んだりする、もさぼる)
夜に行動する(夜に犯行をおこなう)
そういった動物だから、
夜にコソコソとろくでもない犯罪を
隠れながらにおこなうようなヤツは、犯罪者というよりかは
すでに人ではなくオオカミだ~、オオカミがとりついでいるとか、
そういう風に長いこと思われていて、
当時(1000年くらい前?)の刑法みたいな法律の条文にも
勝手に墓を掘って、亡き人の墓をあばいて、なんかいろいろ
埋葬品やら盗んでむさぼるヤツラは、
オオカミとして扱いましょう的なことが
書かれている。
あと、なんか凶悪なことしでかした犯罪者を処刑する際にも、
その犯罪者が浮浪者みたいな人で、顔やら姿形がちょっと人離れしていたら
あえて、カツラをつけたり(禿げ上がっていたのか)
または人の仮面をつけたりして(顔あらったり、産毛の処理をしていなかったのか)
あえて、なんとか普通の姿に見せかけてから(変装させてから?)
オオカミではなく、人として、処刑したりしていたんだとか。
つまり森に返すべきでなく、なんとか街中で人として、
どうしても処刑しないといけない場合には
容貌が常人離れしていて、こいつオオカミに完全にとりつかれているだろ~
と思える場合でもなんとか
できるだけ通常の人に見せかけて、みんなの前で、人として処刑したってことなのだろうか。
なんなんだ一体。
まぁつまり狼男とかいうのは物語の上でしか出てこないモノというわけでもなく、
こういった時代的な背景を知る限り、
昔は人々に
実際にマジで本当にいるかも、とか思われていた、とかいうことなのかもねぇ。
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