少々高い備品(消耗品)を買い、会社費用で落とすと犯罪か?

 

 

<質問の概要>


職場の上司から仕事上の書類整理のために、

書類を挟むファイルやバインダーなどを

買ってきてくれるように頼まれたので、

職場の近くにある本屋でそれらを買ってきました。



しかし、それらの経費の精算が終わった後に、

上司から、

「本屋ではなく100円ショップで買ってくれば、

もっと安つくのになんで普通の本屋で買ってきたんだ、

また仕事で必要な分以上に買いすぎだ」と文句を言われました。



たしかに上司の言うことは、一理あるとは思いますが、

ちょっとこんなことで言い過ぎではないかと思いました。



100円ショップではなく、普通の本屋で、

ちょっと高めの備品や消耗品買ってきたり、

不足することを見越して、ちょっと必要以上に多めにそれらを買ってきて、

それらを経費で落としたら何か犯罪にでもなるんですかね?



(経費で落とせないならそもそも頼まれても買ってきませんが!)



別に買ってきたものを自分の物にして横領しているわけでもないのですが?

会社にためにわざわざ買ってきたのですが?



なんか会社に損害与えたからということで背任罪にでもなるんですかね?



以上、よろしくお願いします。

 



<弁護士回答の概要>


会社に損害を与えようと思って、経費の無駄遣いをしたり、

自分自身が何かしらの利益を得るために、

無駄遣いをすれば理屈上は業務上横領罪や背任罪に問われる可能性はあります。



しかし今回のように多少高いものを買ってきたり、

多少必要以上にものを買ってきて、経費で落とした程度では、

無駄遣いとも言えないですし、刑法上の犯罪にはならないでしょう。



ただ上司から注意されている以上、

一応従っておいた方がいいでしょう。



また、もしも

買ってもいないものを経費として申告して精算した場合には、

詐欺罪に問われるでしょう。

(今回の質問内容にはあてはまりませんが)



以上参考までに。

 

 

 

<私の考え>


懐かしい質問ですね、今から何年前にした質問でしょうか?

私が以前いた会社での話ですね。

ストレスがたまっていて、つい弁護士に聞いた質問です。



私としては上司に対して、

「そんなくだらないことで小言いうくらいなら、てめぇが買いに行け!!」と、

言ってやりたくなるような出来事でした。



で、その、昔いた会社での経費の精算方法ですが、

自分が会社で使う備品や消耗品を買ってきた場合に、

店頭で領収書やレシートをもらってきて、

それをあとから総務部の経理のお姉さん(30代)に、

渡して、その分のお金をその場でもらうという方法でした。



仕事上の交通費に関してはレシートを保管しておいて、

月末にまとめて経理のお姉さんに渡して精算してもらう(金もらう)という方法でしたね。



会社によっては先に仕事上で使う分のお金を社員に渡しておくこともあるらしいですが、

別に社員に経費を立て替えてもらうこと自体にも何の法的問題はありません。

というかむしろ社員に経費を立て替えてもらい、あとから、清算する、

という方法の会社の方が多いと思います。



あと、領収書ではなく、レシートでの経費精算も法的になんら問題はありません。

法には「経費で精算した取引書類は残せ」みたいなことが書いてありますが、

「領収書で残せ」と指定して明言していないので、レシートとでもいいらしいです。

 



それで、今回の質問・弁護士回答の概要に関しての話ですが、



会社で使う消耗品や備品を

安いとこで買えば確かに安いものを、高いとこで買ってきたり、

必要以上に買ってきて経費申請する行為は、

まぁ多少買う時に「高いなぁ、ここまで必要かなぁ」と、

思いながらも買ってしまい意図的なところがあったとしても、

多少のことで犯罪とかになりようがないらしいです。



また、弁護士は業務上横領罪の可能性を示唆していますが、

業務上横領には絶対構成要件上なり得ないと思います。



背任罪に関しても、

背任罪の構成要件自体解釈が難しいですが、

理屈上当たり得る可能性はあると思いますが、

今回の質問程度の内容では、

警察に立件までされるようなことではないと思います。



しかし、

何度も以前から上司から注意されていたり、

あからさまに高いものを買ってきていた場合は、

これもまた犯罪にまではならないと思いますが、

会社での懲戒処分の対象にはなるでしょう。

(減給とか解雇など)



・・・今回の記事は以上ですかね。

 

 

 

SH

 

 

 

本屋にずっと置いてありますよね。この本。

内容は、

どういう会社が税務署に目を付けられるのか、

またさらに言えば、

税務署は会社の経理のどういう部分に目をつけて怪しいと思うのか?

ということに関して詳しく書いてあります。

著者は 元国税調査官 ですから信憑性は高いでしょう。



上記書いてある通りの本の内容が分かれば、

会社経営者としては税務署に目を付けられないための対策が、

ある程度練れることでしょう。



逆に会社を税務署に告発したい人は、どこが会社の弱点か分かると思います・・・



あと会社経営している人とかは、

税務調査のために、

税務署から調査員が会社に訪れた時に、

煽(あお)るような発言をしてはいけない、というようなことが書いてありました。



なんか著者が会社の経営者から

「過去の経理のことなんか知るか!」

「好きに調べれば?不正なんか一切ないから~(笑)」

とか言われて、

調査官魂に火がついて、徹底的にやってやったらしいです。



なので、もし会社に来訪したら穏やかに対応しましょう。

その時にはもう手遅れかもしれませんが。

 

 

 

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