江戸時代の話。
当時、時計とかが、まだ一般庶民とかに普及していなかったので
庶民が現時刻を知るためには
寺が定期的に鳴らしてくれる鐘の音を聞くしかなかった。
(あとは日の傾き具合を見て、なんとなく今何時か予測するくらいか)
時刻によって、つつく鐘の回数が変わる、、、カーンカーンカーン、、、
それで、今何時か、みんな知ることができた。
しかし別に、この鐘をつつく行為は、
寺がやってくれるボランティアとかではなかった。
この鐘を聞ける範囲内にある家は、1ヶ月にいくらか
寺に金銭を納めなければならなかった。
別に聞きたくない、今何時か知りたくない、太陽見ているから、、、
それに寺の鐘が鳴るときには、ちゃんと耳をふさいでいます、
とか言っても、納めなければいけなかったらしい。
強制徴収ってやつですね。
まぁでも、月に払う額は、今で言う100円くらいでしたから
みんなちゃんと渋らずに払っていたらしい。
しゃーない、寺からシツコクなんか言われるのも面倒くさいし。
あと、身分関係なく武士でも払わされていたらしい。
つまり、一方的に鐘をつついて、みんなに鐘の音を聞かせて
その分の鐘を集めていた、、、、時は金なりとはこのことである。
まぁしかしこれが寺を維持するための
貴重な収入源となっていたのでしょうが・・・
なんだかんだで寺は必要ですから、行事やら祭りやらは
寺が関係してきますからね。
で、みんなから毎月しっかり一応金銭を徴収するからには
その分に見合った、時間を教えてくれる鐘を鳴らすサービスを
まわりの人にしっかり提供していたのかというと
結構これがいいかげんで、10分~20分くらいの誤差は
普通にあったとか。
たぶん、こんな感じで他にも細々と理由をつけて
毎月ちょっとだけ、という感じで、寺に限らず
いろいろな業者から、金を納めさせられることは
あったのではないだろうか?庶民は。
だって今現代でさえ、そうですから、昔だってねぇ?
で、集められた金は、何に使われるのであろうか?
はたして、当時は、寺が集めて集金された金銭は
ちゃんと寺の修繕費やら行事とかのために使われたのか、どうなのか。。。
坊さんの毎月の酒代(お小遣い)とかになっていたのではないか?
SH
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