江戸時代の話。
とある、お殿様がいて、その人はとても馬好きであった。
それで、いろんなところから馬を買い集めて
お気に入りの馬を城の近くに馬小屋ないし、馬牧場を設けて
そこにおいていた。
しかし、ある日、そこから馬が複数頭いなくなってしまった。
逃げ出したのか、はたまた、誰かに盗まれたのか、、、は分からないが
それで馬を探すために
「こうこう、こういった毛並みの馬が何頭かいなくなってしまった、、、
もし、逃げ出した馬を見かけて魔が差して、自分の物にしてしまったり
牧場から馬を盗んだ人がいたとしても
来月末までに申し出てくれれば罪には問いません。」
「また、とにかく、いなくなった馬をどこかで見かけて
それを知らせてくれた人には、お金などをあげてます。」
と書いた看板を、そのいなくなった馬を飼っていた(置いていた)
馬小屋ないし馬牧場の周辺に、いくつか立てられた。
いったん自分の物にしたとしても、正直に申し出たら
罪には問わないとか、、、本当か?
けれども、どこからも馬が見つかった、という報告・知らせはなかった。。。。
で、馬の持ち主であるお殿様は、どうしたかというと
「今回、馬が数頭いなくなったけれども、それはやはり
馬の世話や管理を任されていた連中に責任がある!
一体日頃から何やってたんだ?
とても、けしからんと思う。」
「それに加え、最初、馬がいなくなった時も
すぐに上へ、そのことを報告せずに、自分たちだけでなんとかしよう、
なんとか馬を見つけ出して、収集をつけようとしたんだってな?」
「お前達が、処分を恐れずに隠し立てせず
すぐに上へと報告して、早めにみんなで探していれば
もしかしたら馬は、すぐに見つかったかもしれないのにな!
まったくもって、けしからん」
「だからお前達の今年の給料ないし、年俸は50%カット、
つまりハーフカットの半減にする!」
、、、、と、いうことにした。
まぁ普通なら、当然クビになるのであるが、クビにはならなかった。
しかし年俸50%カットは、けっこうキツいかもしれないが。
う~ん、しかし、つまり仕事自分から辞めてしまえ!ってことなのか?
よく分からん。
まぁとにかく、江戸時代の不始末のお決まり、
クビチョンパまたは腹切り(死罪、切腹)、もしくは島流しに
ならなっかっただけ
マシというか寛容な処分だったというワケか・・・
それにしても、お殿様の馬だし、それらの馬を紛失して
すぐに報告しない、できなかった、というのは
なんとなく、その気持ちは分かる。
どんな、お咎め(おとがめ)を受けるかも分からないし
できるだけ大事にせず
自分達だけで、なんとかしよう、とか思うわな。。。
でも、やはり年俸50%オフは、地味にけっこう、こたえると思う。
十分、罰になっていると思う。
SH
まったく、その通りだよ。
私も仕事とかで、どうしようもないことに対して
一人で、内心、よく怒ることがあるが
そのたびに、神経が無駄にすり減っている。
なんかこう、「ウッ!」となることが多い。
けれども、やはり、できるだけ平常心、
またはノンビリしていないとね~、心持ち的に。
仕事に関しては、やはり神経を使い、
仕方なく、その神経をすり減らさないといけないが、
オフの時には、できるだけ仕事のことや、その他、
人間関係について思い出さずに
ノンビリと、できるだけ好きなことやってリラックスしているように
心がけようと思う。
<江戸時代 馬 減給 給料 半分 仕事 ミス 落ち度 減俸 偉い人 身分>