とあるバイトの話。
その人は、なにかしらの食品の販売店で働いていた。
それで、ある日、出勤したら
突然、その店の店長から、たくさん広告というか
予約注文紙みたいなモノを渡され
「 これ、うちの最新商品なんだよね
ちょっと今から、店の近所中に配ってきてよ?
もしかしたら、たくさん予約してくれるかもね~ 」
とか言われて頼まれた。
どんだけへりくだっても、ちっとも時給上げてくれないし
シフト時間は、お気に入りの
若い女子大生に、融通を利かせて
なんにも配慮してくれないのに、
こういうことだけはズケズケと言ってくるんだな?
本当に気のきかないゴミクズだ。
「 別に店のまわりだけじゃなくてもいいからね?
お前にも、ご近所さんはいるだろう?
それに、お前の家のまわりに、アパートはたくさんあるだろう?
これ200枚は、あるから、全部、今から時間あるから配ってきてよ~ 」
とか言われた。
とりあえず、その場では、
「ハイ分かりました!」とか言って
そのチラシみたいな物を大量に受け取ってきた。

それで、とりあえず店を出て、どこぞのコンビニの駐車場に
車を、とめて、しばらくタバコ吸いながら考えていた。
こんなゴミみたいな仕事に、そこまで忠誠つくす必要があるのか?
しょせんバイトだし。
もうちょっとマシな仕事でも、探すか?
そこの車をとめたコンビニで、もらってきた週間求人票を見ながら
考えていた。
まぁしかし、正社員探す間の、つなぎのバイトだし
もうちょっとだけ我慢してやるか~、とか思った。
そして、バイト先である
販売店である、そこから大量に、もらってきた(強制的に渡された)
その新商品の予約の申込み付き欄付きの、チラシを
全部、そこの駐車しているコンビニの外に出してある
ゴミ箱に、まとめてガバガバッと捨ててきた。
なんだか、すごくスッキリした、、、、こんなことでね~
そのあと、まだ、しばらく、そこの駐車しているコンビニの駐車場でタバコを
6本ほど吸いながら、長時間居続けては
そこのコンビニの店員か店長になんか、言われるかも、と思って、
車を移動して、近くの道の駅に車を止めて
そこの駐車場で仮眠とっていた。
そのあと、目覚めて、車内でゴロゴロしながら
2時間ほどしてから
バイト先の販売店に戻り、店長の
「 なんとか、チラシを配り終えました!
でもポストではなく、ちゃんと受け取ってもらえるように
インターホンを押して、各家にひとつひとつ配って参りました!! 」
とか適当に嘘ついて、自分がんばってきました、アピールをした。
そしたら、
「ああ、なんとか配り終えたのか、よくがんばったな、
もう帰っていいよ」
、、、とか言われた。

時給はそのまんまだし、その日は、7時間勤務なのに
5時間で帰らされた、
もうちょっと、道の駅で、寝ていれば良かったかなぁ?
そうすれば7時間分の時給もらえたのに~
そこの、食品販売店は、そのあと2ヶ月くらいしてから
辞めた。
なんとか2ヶ月間は、ねばった。
・・・というか、ねばってしまったことを後悔。
なかなか、次のところで
良さげそうなところが見つからなかったので
しゃーなし。
そのあと、なんとか見つけた仕事は、
なにかしらの
寂れたビジネスホテルの準社員(フルタイムパート)
ということで
しばらくの間、夜間受付として
のんびりと働いていた、とか、なんとか。
<時給 チラシ ポスト ポスティング バイト 訪問 アルバイト 配布 ビラ配り 仕事 広告 宣伝>