<新年会>社長に勝ったら1万円もらえるジャンケン大会

 

 

 

以前、勤めていた会社での新年会の話をする。

 

 

そこの会社の新年会では、なかなか広い会場をひとつ丸々とって

そこで正社員とパートを含めて、新年会を開くのであるが、、、

 

 

ちなみに、そこは製造業の会社だ、

大体、正社員30人と

工場で単純作業に従事するパート70人くらいいる、そこそこの会社であった。

 

 

 

で、新年会もいろんな催し物

(パートさんの合唱会とか、昨年の会社の回顧録映写会とか、ほんとにくだらん催し)

が一通り終わり、宴もタケナワになると

社長が、会場のステージ台に立って

 

「いや~、今年もみなさん、お待ちかねのこの時間がやって参りました。

毎年これが出来なくなるとね、会社も終わりってことになるのですが

本当に今年もこの催し物ができて、大変、私自身もうれしく思います、ハハハハハ」

 

とか言って、唐突に、社長vs従業員全員との、ジャンケン大会が開かれるのであった。

 

 

 

どういう形式でジャンケンするのかというと、

社長が、まずステージの前の台に立って、大声で

ジャン、ケン、と叫んで、グーチョキパーのうちのどれかを出すのに対して

従業員達も全員立ち上がって、それぞれ、グーチョキパーのどれかを出すのである。

 

 

それで、社長に勝つ手を出した、従業員は全員、ステージに出てきて

今度はステージの上で社長とまたジャンケンをして

そのうちの社長に勝った15人だけが、社長から

お年玉という名目で1万円が入った金袋をもらえるというワケである。

 

 

大体こんな感じの流れだったはず。

 

 

なんというか、今から思えば、

こういったバラマキをするような社長って言うのは

目立ちたがり屋というか、自尊心が高いというか、、、、どうなんだろうな。

 

 

 

で、この時に暗黙の了解がある。

それは正社員は、一応このジャンケン大会に参加したとしても、、、

そしてジャンケンにたとえ勝ったとしても、ステージの前には出ずに

負けたと言うことで、身を引いて座らなければいけないことである。

(一応、事前に上司から、ちゃんと正社員達は聞かされる)

 

 

これは言うなれば、パートさんである女性達のために用意された

正月早々の特別な催し物である。

冬のボーナスをもらった正社員がシャシャリ出るものじゃあない。

 

 

空気を読め、ということ。

 

 

 

で、最後まで勝ち残って、金一封、一万円を手にしたパートさん達は

本当にうれしそうであった。

 

 

その姿を見た私は、たかだか一万円でそこまで声出して喜ぶ物かと

乞食を見る目で、見ていたが、

まぁパートでも残業代はきちんと受け取れるとは言え

何年勤めて、工場内で汗だくになって働いていようが

季節ごとに寸志程度のボーナスも出してもらえない彼女らの事情(惨状)を

知ると、哀れみの感情とともに、理解を覚えるのであるが、、、、

 

 

それは、結構、後になってからの話ですね。

 

 

 

それになんかパートさん達も金銭的、とうか家庭的な事情で

(まぁパートの女性達は、子持ちの主婦が多かったですし)

金に困っている人が多いみたいで。

過去にパートさん同士で、ロッカー室とかに置かれた財布の中から

金(千円札)の奪い合いとかして、

いろいろ揉めたみたいですので・・・・

盗難事件があったみたいで。

 

 

SH


ジャンケンの神さま (創作児童読物)

 

 

 

 



 

 

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