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なぜ懐中電灯の携帯で軽犯罪法違反になる?

あかるい

 

 

・・・以前、懐中電灯 を明け方路上で持ち歩いていた人が、

「正当な理由もなく懐中電灯を持ち歩いていたことが軽犯罪法違反に当たる」 ということで、

警察官に現行犯逮捕された という記事を読んだ が、



なんで「懐中電灯を持ち歩いていた程度」で逮捕されたのか、

ちょっと私なりに今回考えてみました。



まず、軽犯罪法のどの条文で逮捕されたのか見てみましょう。




軽犯罪法 第1条3号

正当な理由がなくて合かぎ、のみ、ガラス切りその他他人の邸宅又は建物に侵入するのに使用されるような器具を隠して携帯していた者


軽犯罪法 第2条 

前条の罪を犯した者に対しては、情状に因り、その刑を免除し、又は拘留及び科料を併科することができる。

 

 

 

とある弁護士も、

「逮捕前に、他人の家に侵入する素振りがあればこの軽犯罪法の条文で立件はありえる」みたいなことを述べています。


上記の条文にも書いてあるように、法律上(理屈上)は“懐中電灯”の正当な理由のない携帯でも取り締まれるのですねー。



記事自体には、どのように逮捕された経緯が細かく書いてありませんので、

よく分かりませんが、

逮捕された人がちょうど他人の家に空き巣にでも入ろうとしていて、

挙動不審だったところを、

たまたま警察官が居合わせて、現行犯逮捕したのでしょうか?

 

 



<しかし懐中電灯の携帯を、軽犯罪法違反として逮捕って・・・>


普通、他人の家に侵入しようとして、

他人の家の“敷地内”に入っていたら、

窃盗未遂や住居侵入などの口実で立件されることもあり得るかもしれない、と思います。



なので、

今まさに 他人の家に盗みに入るために、

他人の家の敷地内に入っているところを、

警察官が目撃したならば、現行犯逮捕されることもあるでしょう。



しかし記事には 「路上」 で現行犯逮捕されたと記載されていました。

なぜ「路上」で現行犯逮捕されたのでしょうか?



通常、明け方路上で、挙動不審な人を、警察官が見かけたら職務質問をして、

何かしら怪しければ、

「ちょっと署まで」といって、

任意同行を呼び掛けて署まで連行していくのが普通だと思います。



しかし現行犯逮捕までされたということは、

おそらく(ここからは全部私の憶測ですが)

逮捕された人が、

「実際に他人の家に盗みに入ろうとしていた挙動があった?」かは、ともかく

朝方路上で警察官に見つかり「怪しい、もしかして・・・」と思われ職務質問を受けたのに、

警察官に反抗的な、または職務質問に拒否的な態度を示していたのだと思います。



それに、その時点では、

おそらく他人の家に侵入する仕草が一切なかったので

警察官が「怪しい」と思っていても、

窃盗未遂や住居侵入などの口実で、

警察官は強制的に連行したくともできなかったのだと思います。



しかし警察官としては職務質問をしても拒否されて、


① 態度が気にくわなかったのか、

はたまた

②「絶対怪しい」と思ったのか・・・


たぶんこのふたつのどちらかの理由で、

「なんとしても警察署に男性を連れていきたい」 と思われて、

重箱の隅をつつくような感じで、

携帯していた“懐中電灯”が、軽犯罪法違反に該当する、

という口実をつけて

職務質問に反抗的?だったので現行犯逮捕して警察署に連行したのだと思います。



でなければ、明け方に“懐中電灯”の携帯という理由で現行犯逮捕なんてありえないと思います。

(それでもせめて、バールのような物やカナヅチを、不必要に携帯していたのなら、まだ「あり得るかも」とも思いますが)



普通、警察官に“理由もなく”懐中電灯を携帯しているのを見つかっても、

そんなことで一々軽犯罪法違反ということで注意もされないでしょう。

 




<ちょっとまとめ>


簡単にここまでの要点を書きだすと、


① 通常、警察に懐中電灯の携帯が見つかって咎められることはない。


しかし、

警察官に職務質問を受けて、その際に

拒否的な態度をとったり、

または目を付けられて「怪しい、絶対警察署に連れていきたい」と警察官に思われれば、

「“懐中電灯”の特に理由のない携帯は軽犯罪法違反」という名目で、

強制的に警察署に連れていくことが、

警察官にはその気になればできる


ということです。




・・・今回はかなりゴリ押しの逮捕だと思います。


軽犯罪法違反は通常見つかったら「のぞきや、盗撮」(署に任意同行されて送検される)でもないかぎり、

軽く注意される程度で済むと思いますので、

現行犯逮捕されるって、かなりマレなことだと思います。



・・・・とりあえず今回は以上です。

 

 

 

SH

 

 

著者は歌舞伎町に勤務していたことのある元警察官らしいです。

歌舞伎町と聞いただけでもカオスな感じがしますよね。


ヤクザやらシャブ中やら、いろんな変わった?人に、

どのように職務質問したのか、

またはその反応が記載されています。


読んでいて、「マジかよ・・・」と思うような、

ちょっと信じられない世界の話です。

 

 

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