海外の話。
うろ覚えで書くので、そこらへんご理解を。
とある若者達が、大きなレンタカーを借りた。
なぜ、そいつらは大きなレンタカーを借りたのか?
実は、そこの地域では、住んでいる人々が市販とかの
花火を打ち上げまくる過激な祝いの日みたいなのが
あるらしいのであるが・・・
それで、その若者達は、その祝いの日に
そのレンタカーに積み込めるだけの
たくさんの花火を載せて
町中で、そのレンタカーの車内から、花火をみだりに派手に
打ち上げまくるために、、、、その大きな車をレンタルしてきたのだ。

それで予想通り、その祝日に、そのレンタカーに
若者達の仲間が乗り込んで、町中を徘徊して走り回って
車内から好き放題に花火を打ち上げまくった。
そうすると、どうなったのか?
案の上。
その際に散った花火の、火花なり火の粉で、
車内にあった、まだ打ち上げていない大量に積み込んだ
花火に引火してしまい、
盛大にそれらに含まれている火薬が爆発した。
車ごと爆発した。
そして乗車していた若者達は、火傷して重傷を負ってしまった。
旅だった人もいたんだとか。
そうか、そうなのか。
それで、その後いろいろあって、
その若者達の親達は訴えることにした、誰を?
もちろん、その若者達がレンタルして乗っていた
大きなレンタカーを貸した会社をだ。
( なぜに?逆に訴えられるんじゃねーの(笑) )

、、、、で、なぜ訴えたのかというと、
そこの地域の法律では
車に乗っていて発生した、いろいろな被害とか損害は
その車の持ち主に責任があるということが
定められていたらしいからだとか。
うん、まぁ一応の理屈は分かるが、、、
で、借りたレンタカーの“持ち主”は、もちろん
無謀な考え無しの若者達に
レンタカーを貸してしまった会社であると言えるはずだ、、、
だから訴えたのだと、親の言い分。
まぁこんな好きに言われたら、もちろん、
今回の事故の件については
レンタカーを貸した会社側も言いたいことはあるわけでして、
大人しく黙ってはいない。
その法律は、“普通に”車を運転していたとして
事故ってしまった時にだけ適用される法律であり、
このような想定外である、車内から花火を打ち上げることまで
想定されて、
適用されるような法律ではないでしょうよ、と、、、、、
そのような、あまりにも、まっとうな主張に
審理していた裁判官も、うんうん、そうだそうだ、と
クビを縦にふって納得したように、うなずいた。
おっしゃる通りですと、いわんばかりに。
なので、今回発生してしまった悲しい事故による損害は、すべて、
レンタカーに乗りながら、むやみに花火を打ち上げまくった
若人達の自己責任であるとした。
それで、レンタカーを貸した会社への、親族からの損害賠償請求は
一切認められずに、事無きを得た。
せやなぁ~
SH
<関連する記事>
<裁判 花火 自動車>