<質問の概要>
道端に落ちている雑誌 は、
一般的に 遺失物 と評価されますか?
それとも財産的価値のないもの・・・つまり
所有権を放棄したもの(無主物) と評価されるのが、普通ですか?
拾っても大丈夫ですか?
<弁護士回答の概要>
遺失物か無主物かは、
その物の所有者が、所有権を放棄したか否かによりますが、
一概に遺失物ということは難しいでしょう。
雑誌の場合、所有権を放棄しているケースが多いと思います。

<私の考え>
要は、道端に本が落ちていたら、
それは 所有者が捨てた(所有権放棄した)物 だと
一般的に考えても問題ないというわけですね。
それで、道端に落ちている雑誌を、
自分が拾えば、
民法上、無主物(誰のものでもない物)を手に入れたことになり、
自分、すなわち拾った人の所有物になると。。。。(これを無主物先占とかいう)
もし落ちている物が遺失物だと評価されれば、
まだ、落とした人に所有権があるので、
勝手に拾って持っていくと、
理屈の上では遺失物横領罪になる可能性がありますね。
しかし上記でも述べたように、
大抵、雑誌が道端に落ちている場合、
一般的に所有権を放棄したものだと考えていいでしょう。
まぁ、例え、実際に所有権放棄していない物(遺失物)を
拾って持って行ってもそのぐらいで咎められることはないと思いますし。
(警察が捜査したり立件するのは現実的ではないと思います・・・持ち去る現場を現認したとしても)

余談ですが、
大人なら問題ないのでしょうが、
もし子供が、道端に落ちているエロ本を拾い、
それを家に持ち帰ろうとした際に、
警察に見つかれば、少し注意ぐらいはされるかもしれませんが
別に店で直接購入したわけでもないですし、特に問題となることはないでしょう。
(逆に、道端にエロ本を捨てたら、
捨てた人が、青少年保護育成条例で罰せられるようになっているらしい?…詳しくは知りません!!)
・・・・でも今の時代、
エロ本拾ったり買ったりしようとする子供自体いるのですかね?
こんなネットが普及した時代で。。。
私の子供の頃(90年代半ば)は、
まだネットが普及していない時代ですから、
考えられたと思いますが。
普通にゴミ捨て場あさって、
エロ本探している小学生はいましたしね(笑)

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普通に面白かったです。
昔、大量殺人事件があったとされる廃村や、
今でも存在する怪しい人たちが住む村等の特集です。
私はこういうオカルト系かなり好きです。
まぁオカルト話より、
現実社会の実話の方が、よほど怖いですしねー。
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