うろ覚えで書くので、そこらへんご理解を。
江戸時代にも、
今でいうDVDとかを借りるみたいな感じで
気軽に、いろいろな物の貸し出しをしてくれる店とかが、
すでにあったが
とりわけ服、それも日常服の貸し出しとかが盛んであったらしい。
今現代であれば、服と言えば
冠婚葬祭用の高い服とかの貸し出し(貸衣装)くらいしか、
やっていないでしょうが、、、
現代みたいな工場とかができて、大量生産がはじまる前、、、、
つまり
ひとつひとつ職人とかの手作りで衣服を作っていて
それらひとつひとつ値段が高かった時代だからこそ成り立った、
当時はニーズのあった業種なんでしょうね。
それで、とりわけ、よく江戸時代当時
皆が、その店で
借りていった物はというと
男物の下着であったそうで。
今でいう金額で千円ほど払って、自分の下着を預けて洗濯してもらい、
代わりに、洗ってもらっている間は、
綺麗にすでに洗濯してある下着を
貸してくれるのであった。
まぁなんというか、優良なクリーニング屋といえるのだろうか?
あと、そのサービスを利用したのが、当時の下級武士の独身男だったそうで。
つまり今で言う、ヒラの下っ端の地方公務員で、
給料が低くて、自分1人で生活するだけで精一杯の
人達だったとか。
下着のレンタルクリーニングで千円、、、そして、
もしも新しい下着を買うとなると五千円もするとか聞いたんですが、、、
正直、それならいっそのこと新しいの購入した方がいいんじゃないか?
とか思ったのですが、
たぶん、新しいの購入してもすぐ汚れるだろうし
それに綺麗に洗濯すること自体が面倒なんだろうな~とか思った。
洗濯してくれて、しかも、その間
代わりの綺麗な下着を貸してくれる
専門の店に毎回任せた方がいいんじゃないか?
毎回、新品同様の綺麗さになるほど洗って返してくれるし、
わざわざ買い換える必要も無し、、、とか考えたのでは?
まぁ個人的には、いくら綺麗に洗濯してあるとは言え
クリーニングして、自分の下着を洗ってもらっている間、
他人も使用した下着を借りて使うって言うのは、ちょっと、、、とか
思ってしまうのですが、
そこは江戸時代の庶民感覚ということで。
また、下着以外にも、もちろん普通の衣服とかの
貸し出しもしていたらしいですが、
その店では、タオルやらフトン、アクセサリーなどの
貸し出しもおこなっていたらしいですね。
まぁなかなか面白そうですね。
品揃えを見てみたい。
アクセサリーとか聞いたら、独身男だけではなく
女性とかも、多く利用していたんでしょうかね。
で、便利だったのか、
こういった店は、江戸時代後、明治になっても
なかなか盛んだったようで、
文明開化で西洋物が多く入ってきた影響なのか
西洋の服とかも、取り扱い始めるようになったらしい。
それらの店がいつしか、現代でいうところの
冠婚葬祭用の衣服、着物とかを
主として貸し出す
貸衣装店になったんだとか、なんとか。
とにかく、まぁ今の町中とかで見かける貸衣装店というのは
最初は、男物の下着のクリーニングと、代わりの貸し出しなどで
儲けていた、ということですかね。
SH
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