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<江戸> 武士の変わった自殺方法、過食!

ウマスギ

 

 

今から、300年くらい前、江戸時代のナカバ頃の話。

 

 

とあるところに、普通の武士の男がいた。

しかし、その武士は人一倍、臆病者であって

刃物屋とかの前を通りがかって

中に置いてある、たくさんの刃物を、ちょっと見かけただけでも

「ひっ!」と、なるほどだった、とか。

 

 

( まぁ現代で言えば、ホームセンターとかで、包丁とかズラリと

棚に、客に見えるように置いてあるのをみると

誰でも、ちょっと、瞬間的に、キモがひっこんでしまうのと

同じような感じだとは思うのですが・・・

とにかく当時は、そんなんでも臆病者の扱いだったのか? )

 

 

それで、その武士は、結構、自分の住んでいる家が

下級層の武士だったらしく

貧しかったらしいので、

いたしかたなく、稼ぐために、自分の家とかを使って

隠れながら人を集めて、バクチの場、

つまり賭場を開催し始めて、稼ぐことにした。

もちろんバクチは、御法度(ごはっと)で、禁止されていた。

 

 

けれども、そのうち

その賭場への常連客の人達が、ひとりひとり

警察に捕まっている、というウワサを、その武士は耳にしてしまう。

 

 

そして、

「 もう、とっくに足はついていて、次は元締めの、その賭場の開催者である

私が、逮捕されてしまうのではないか?

そしたら、取調べのために拷問されてしまうのではないか? 」

、、、と、思い込んでしまった。

(この時代、自白のための拷問は、十分あり得た)

 

 

あくまで、ウワサですし

自分が開いていた賭場での、バクチが元で、

本当に捕まったのか、どうかも明確ではないのに

(大体、そもそも、賭場に集まる奴自体、普段からロクでもないことしてそうですし)

まぁ、とにかく、そう思い込んでしまったワケですね。

 

 

賭場を開いているという、後ろめたい思いは

ちゃんとあったワケですね。

 

 

そして、とうとう、その思い詰めた男は自殺してしまった。

武士らしく刀とかで切腹したり

自分でノドを突いたりして自殺したのだろうか?

どうやら違うらしい。

 

 

その武士の死体を検分した人いわく、

その武士は自分で、意図的に

大量の、ソーメンと、トコロテン、それと、桃を

数百個食べたのだとか、、、

 

 

無理矢理にでも食べたのか、食べ過ぎて

腹を完全に壊して、死んだのではなかろうか?、、、とのこと。

死体のあったところに大量に

それらの食料やら、食いかけやらが、残っていたらしい。

 

 

自分の好きなモノを大量に食べて死にたかったのか?

 

 

自殺するにしても、飛び降り、ノドを突いたり、はたまた

切腹などで自刃とかは、臆病で、できなかったのであろうか?

まぁ、別に臆病者でなくとも、普通の人でも、なかなか

追い詰められていても、それらの死に方は、できることではないが・・・

 

 

なので、食べ物を大量に無理に食べまくって

腹を壊して、くだすなり、胃がパンパンにでもなれば

意外と、それくらいの苦しみ

(・・・といっては、なんですが、、、まぁ、死の恐怖は少ないかも)

で、死ねる、、、とでも思ったのでは?

 

 

そして、せめて、死ぬのであれば、自分の好きな物を

大量に食べて逝きたい、、、と、そんな感じか。

 

 

それとも、たんに、腹壊しやすそうな食べ物を

自分なりに選んだのか?

 

 

 

余談ですが、

この時代、、、、江戸時代中期ぐらいですか、

もう武士は完全にサラリーマン化していて

(正式には公務員だが、、、まぁつまるところ、ただの勤め人ってコト)

もう自分で腹を切る度胸なんて、ほとんど無かったので

なんか、勤め先で、仕事上とかで不祥事を起こして

責任をとらされて、切腹させられる時も

センスを、腹を切るための小刀に、みたてて

座って、前に置いてあるセンスに手をかけようとした瞬間に

後ろに立っている処刑人が

スパッと、いいタイミングで、本人に気づかれないように

クビチョンパしてくれる、、、

ということになっていた、とか。

 

 

 

SH

 

 

 

 

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