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<江戸>井戸への転落を防止する法律

みずくみ

 

 

江戸時代、町中には、たくさん 井戸 があった。

(家に水道が通っていて、蛇口ひねれば水が出てくる時代ではないので)

 

そして、その井戸から、大多数の人は生活用水をマメに汲んで用いていた。

なので、やはり井戸に誤って落下してしまう人も多かったみたいです。

 

 

ですから、地元の奉行所(役所)は

「いかにも落下しそうな危ない井戸のまわりには、

使用できないように竹で柵を作っておけ」

とか、言って、それなりに事故防止に対処するように

お触れ(法律、、、というか条例)を出した。

 

しかし、それでも落下してしまう人が後を絶たなかったので

その後、さらに

「井戸の筒(囲い)の高さが低いから、水を汲むために

身を乗り出した人が、転落して、よくイッてしまうのである。

筒の高さをもっと高くして安全なモノにしろ!」

、、、という御触れを出した。。。

 

 

 

しかし、そしたら今度は、

子供などの背丈の低い人達が、井戸で水を汲めなくなってしまった!

井戸での水汲みは家にいる子供などの仕事(役割)だったので

庶民にとっては、かなり支障をきたしたみたい、、、です。

 

そういった事情をさとった奉行所は、しかたなく

「井戸の筒の高さを、高くしろ!」

という一度出した御触れを、すぐに撤回せざるおえなかった。。。

 

そのあとも、いろいろ奉行所は

井戸に関して転落をすこしでも減らすため

防止対策として、いろいろ試行錯誤して

細かく御触れを出したが、なかなか効き目がなかった・・・

 


 

 

そして、ついには

「これから先、井戸で転落事故が起きたとしたら

その井戸を管理している町の人間に責任を追及してやる!」

とか言い出した。。。

 

何か知らんが、奉行所(役所)が、半ギレ状態になりはじめた。

 

その主な理由としては、

井戸で転落事故があると、

その事故が起こった井戸は、しばらく使えなくなってしまうかららしい。

 

事故の最終的な事後処理をするのは、奉行所の仕事だし。

井戸から遺体を取り出して、身元を確認するのにも一苦労。

 

あと、そんな

事故か飛び降りかは分からないが、人が転落して

遺体がプカプカ浮かんでいた井戸なんて

そのあと、誰も使いたがらない。

よって迷惑千万、極まりない・・・

 

 

そして最終的に、奉行所(役所)は

「井戸に落ちてイッてしまう迷惑な奴は

寺で葬式をあげることなどは、一切認めない!」

「そいつの遺体は、邪魔にならないところに

テキトーに、ほっぱつけて放置しておけ!」

とかいう、お触れを出した。

 

ついには、“井戸に落ちて転落した奴が悪い!”

ということになったのだ・・・

そう言いたくなる気持ちは分かるけどねぇ~

 

 

 

・・・なんか江戸時代の幕府、または地方にある奉行所(役所)とかが出す

御触れ(法律や条例)を見ていると、

最初は

「誰々を保護するための御触れだ!こーしろ、あーしろ」

と、いった感じで出されるのですが、なかなか、それが人々に守られず

功を奏さないと、お上自身が、だんだんと、なぜかイライラしてきて

「御触れが守られない(効果が現れない)のは、保護される側に

落ち度があるからだ、お前らが悪い!

処罰してやろうか!?

とかいう、意味の分からない流れになることが、よく見られる。。。

 

最初、お上が、御触れによって、

守ってやろう保護してやろう、としてきた人達が、

逆に処罰される側になってしまう、という。

 

なんだか、お上の感情次第で

内容が矛盾したような、変な事態になっていくのは

やはり “お江戸の時代” さながらといったところだろうか?

 

 

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<江戸時代 井戸 事故 防止 法律 水汲み 生活用水 禁止 使用>