海外の話。
とあるアパートの前で、必ず排泄をする犬がいた。
どうやら飼い主は、散歩の時に、その犬を連れていき
「ここの前を通ったら、ちゃんと必ず出すものを出して、排泄しときなさい!」
、、、と、その犬に習慣づけていたようだ。
トイレの場所としては、そこが最適だったようで。

それで、ある日、そのアパートの近くにある木の下に
なぜかソーセージが置いてあった。
そこは、ちょうど、犬の排泄場であるアパートの前を通りかかる直前にある
犬の散歩コースのドンピシャな場所なのである。
もちろん犬は喜んで、そのソーセージを食べた。
しかし、全部食べ終わると、すぐに動かなくなってしまった。
それで、飼い主が獣医に連れて行くと
「これはソーセージに盛られていましたね~」
、、、という診断結果を医者はだした。
盛った犯人の心当たりはあった。
以前から、
「頼むから、うちのアパートの前で犬に排泄させないでくれ~」
、、、と、せつに懇願してくる、アパートの大家がいた。

で、まぁそのあと、いろいろあって、
犬の飼い主は、そのアパートの大家を
なんとか刑事裁判にかけることに成功した。
で、法廷に出てきた、その大家いわく
「ハイハイ、私がやりましたよ、
でも、そんな犬畜生一匹のことくらいで、なにか問題でも?
大げさすぎるんだよ。
それに、今回の行動は、私のアパートを犬の排泄物の臭いから
守るためにおこなった、正当な行為だ。
それに飼い主に何度言っても聞き入れてもらえなかった。」
、、、、と主張した。
一応、疑われて裁判にかけられた大家は
犯行を自白?したのであるが
その自白以外に特に証拠も無い、という理由で
その大家は、まったくの無罪放免となった。
罰金どころか、裁判官から注意された、とかも特になかった。
あと、その事件を審理した裁判官は、その裁判の中で
「まぁ、その大家が本当にやったのかどうかは分かりませんが
そこのアパートに住んでいる住人達も、以前から
犬の排泄物の臭いに困っていたらしいので
大家がそのような行動をとっても、
なんら不思議なことではないでしょう。」
、、、、、と述べた、とか。
<餌 器物損壊 器物損壊罪 ペット 犬 エサ 裁判 訴訟 刑事事件 事件 排泄物 排泄 アパート 判決 無罪 自白 散歩 トイレ 医者 動物病院 食事 診察>