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昼食会で部長が、社長に冗談を言われ泣いた話

ごちそう

 

 

以前つとめていた会社での話。

私の直属の上司は、係長とか課長ではなく、すぐに部長なのであったが、

(もちろん私はヒラ)

まぁこれは典型的な零細中小企業って感じなのである。

とにかく社長のワンマン会社なのであった。

 

 

まぁそれはともかく、そこの会社ではたまに(週に1回)

社員達が数人づつで

社長親族などとともに同じテーブルにズラッと座って

一緒にご飯食べて交流をはかるという、最悪な昼食会がもよおされるのであった。

毎週数人づつ順番に選出されるのであった。

 

 

そして、その週は、私と、そして私の上司である部長が同席して

社長とともに出前で注文した豪華な弁当を食べることになったのだ。

こうして当時を思い出しながら、文章タイピングして書きだすだけでも手が

ふるえてきます。

とにかくそこに同席する社員はみんな恐怖なのであった。

なんで社長の顔色見ながら、密室で(会議室で)飯くわなきゃならんのか。

生きた心地がしない。

 

 

それで部長は飯食いながら、社長の冗談やら世間話に

「そうですね~、たしかにそうですよ、そうですよ」と

必死に作り笑いをしながら同意の相づちを打っていた。

他の社員達は、みんな無言で弁当を食べていた。

もちろん私も無言だ。

 

 

さすが部長だ、長年このワンマン会社につとめて耐えてきているからか

一人で社長の話をうんうん聞いて、ちゃんと話を返している。

 

 

そして社長が、

「最近、会社の景気が良くないんだよ~、経費削減のためにも

作業を効率化・短縮化とかして、製造工程をところどころ削った方がいいのかもね~、

とにかくそんな感じで費用のかかるところは、ドンドン削っていくので

協力してほしんだよ~、なので

部長、そこんところ、よろしくたのむよ~」

とか言い出して、部長があいづちをうって

「はい、おまかせください」とか

言った。

 

 

そしたら社長が冗談で

「じゃあ、まずは部長の今度のボーナスから削っていこうかねぇ、

とりあえず半分にしようかなぁ?

はいって言ったし、協力してもらおうかな?」

とかいう具合で、部長にふったら、部長が

「あはは、それは勘弁ですよ~」とか笑いながら言って

堪忍堪忍みたいな感じで笑い話にしてかえした。

たぶん話をふった社長もマジで冗談のつもりだったのだろう。

、、、たぶん。

 

 

その昼食会が済んだ後に、午後の仕事がはじまって

その仕事が大体片づいたあと、

ふと少し仕事で分からないところがあったので

部長に軽く聞こうとしたら、部長がどこにもいないので

社員の休憩室をのぞいてみたら

そこに一人で椅子に腰掛けて、たたずんでタバコを吸っている

部長がいた。

いつも元気がないけれども、今日はいっそう元気がなさげに見えた。

 

 

なんというか、黙ってうつむいて、重々しい空気をまとって考え事をしていたので

その仕事で分からないところは、今すぐ処理しなければいけない問題でも無いので

後日、聞きやすい時に聞こうと思った。

 

 

なんというか社長にとっては軽い冗談でも

社員にとっては心にとっても響く発言であるのであった。

みんな心の中で泣くのであった。

 

 

 

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