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料理されたニワトリの勘違いの話

コケコー

 

 

昔のどこぞにあった話、、、らしい。

 

 

とある大学相当にあたいする学校の教授だかが、

生徒達何十人にニワトリで作った、ご馳走を振る舞った。

で、貧乏な生徒達が、ごちそうだ、やったー、ということで

もぐもぐと食べていった。

 

 

で、所変わって、あの世。

料理されて食われたニワトリがあの世で

裁判所の職員に、訴えを提起していた。

 

 

何十人かの生徒に振る舞う料理なのに

私独りしか料理に使用されていないとはどういうことか。

あの世に来てみたら、私独りしかいないではないか。

他に私と運命をともにしたニワトリなどはいないのか、さみしい。

私独りだけ絞められて料理されて

大多数に提供されるだなんて、なんて不条理な。

しみったれたあの教授を訴えてやろうと思います。

 

 

それを聞いた職員いわく、さすがに数十人の生徒に振る舞う料理に

あなた一人しか使用されていないなんて、とてもじゃないが信じられない。

そんなケチなヤツが現世にはたしているのか?

 

 

そしてニワトリいわく、私は本当のことを言っている。

私が料理されて提供された料理には、大量の大根が使用されていました。

それで私の切り身が使われた料理を

偽って実際よりも盛って量を多めに見せかけたのです。

ちょうどいい、私と一緒に料理された大根さんも

一緒にここに(あの世)来ています。

話を聞いてみてください。

 

 

そして、職員は大根を呼び出して事情を聞いたところ

大根いわく、ニワトリの言ったことは間違っている、勘違いだ、ということだ。

 

 

なぜなら、あの料理には一切ニワトリなんか使用されておらず

大根だけしか使われていなかった、とのこと。

 

 

 

うーん、どういうことだ。

つまるところ、鶏は一切生徒達に出す料理には使用して提供せずに

教授が丸々と食べてしまい、

その出がらしかなんかを大根と煮込んで、これはニワトリ料理だ、

ということで生徒達に提供したのか。

で、それを食べた生徒達はニワトリの味がする、ああ、美味しい、ということで

教授に感謝しながら食べていった、ということなのか。

 

 

う~ん、ありそう。

 

 

 

鳥肉以上,鳥学未満.

 

 

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