今では、幼稚園でも先生から
お昼ご飯を食べる前に、園児達には
「ちゃんと食べる前に手を洗いましょうね~」
「ハーイ!」
みたいな感じで、当たり前的に
手を洗ってキレイにするのだが、、、
昔は、そんなことするのは「クソ食らえ!」という感じだったとか。。。
その頃の話を、今回はする。
・・・昔、大体今から150年くらい前、
とある病院での出来事。
その病院では、子供を産み終えた母親が次々と亡くなっていった。
それで、その病院に勤め始めたばかりの
とある1人の若手の医者が
「なんでこんなに亡くなってしまうのか?
なにかがおかしい・・・」
と考えた。
母親から子供をとりあげる医者達はみんな、
他の患者の治療とかでついた血で汚れた服を着たまま
さらに血のついた汚れた自分の手も洗わずに
次から次へと、他の出産直前の母親たちに立ち会ったりしていた。

もしかしたら、、、もしかしたら、、、、、
手を洗わないことがイケナイことなのではないか?
そのように、その若手の医者は考えついた。
そして、まわりの医者達に
とりあえず手を洗うようにすることを
すすんで実践させてみた。
もちろんこの時代に、細菌が、感染が、ど~のこ~の、という考えなんて
ほとんど無い。
なんとなくカンでやってみたのだ。
すると、なんと、今までとは違い
劇的に出産後になくなる母親達の人数が減ったのであった。
そのことにより
「ほぼ間違いなく、手を洗わなかったことが原因だ・・・」
と、その若手の医者は確信したのであった。
そして、さらに、いっそう手を洗うように呼びかけた。

しかし、そこの病院に勤める古参の医者達は
この若手の医者をクソ生意気なヤツだと、不快に思っていた。
この血で汚れた服にも問題があるかも、だと?
バカ言え、この汚れた服は
今まで私達が医療現場でケンサンを積み重ねてきた証である!
それに手を洗えだと?フンッ、バカバカしいわっ!!
若造が、これ以上、図に乗るんじゃねぇぞ!?
という感じで、いろいろ嫌がらせ等をして、
その手を洗うように呼びかけた若手の医者を
そこの病院から追い出した。
で、その後、すぐに
その医療現場で手を洗うようにすすめて
追い出されてしまった若手の医者は
ストレスから病にかかり亡くなってしまった。
けれども、その後、しばらくしてから
いろいろ調べられて詳しいことが分かり
その人の言っていたことは正しかったことが
世間に認められた。
・・・それにしても、なんという理不尽。
まぁでも、どこの病院でも、大体こんな感じなのかも、組織的な体質的に。
SH
<関連する記事>
(記事後半に書いてあります)
<手 洗う 洗浄 気づく 気付く 最初 起源 始まり 歴史 考案 当たり前 常識>