今から150年以上前くらいの話。
当時、お上が廃れていたので、
新しい時代に移り変わろうという動きがあり
地方の田舎とかから、都市部の町の方に
わざわざ出てきて
「世も末だから、都会の方で、流行に乗って、なんか活動しようかなぁ~」
という人達がいた。
そいつらが、まず都市部の町に出てきて
やったことと言えば
当時のお上の元で普通に働いていた役人達の暗殺である。
夜とかに、仕事からの帰宅中とかを狙って、道すがら待ち伏せして
通りがかりを突然
「パニッシュメント!」(天罰)ということで
バシュッと斬りつけたりしていた。

で、そういうことが相次いでいた時に
そこの町で出された法律には、、、
「 最近、とってもエライ人が住んでいる、
そのオヒザ元であるこの町で
いきなり人に斬りつけたりする、暗殺まがいの行為が相次いでいる・・・
なんてバチ当たりな、けしからん行為だ!
ふとどき千万。
これを防ぐためには、
まずは、もっと町の中の警戒につとめなければならない。
なので、町中にある旅館とかは、
そこに泊まっている人の中に、怪しいヤツなどを見かけたら
サッサと町の警察に通報すること!
・・・もしも、ソイツらをかくまったりしていて
あとでそのことがバレたら、ただじゃおかんぞ?
徹底的にしょっぴくからな! 」
、、、というようなことが書かれている。
まぁ実際に、地方から出てきた怪しいヤツラをかくまっていた旅館は
いくつかありまして・・・
そういうことが分かっているから
言っているんだろうかねぇ。
その他、町中では、
たとえば、とてもエライ人が住んでいる場所を
日頃出入りしている警備員が手に持っている
チョウチンのガラを、突然、全部変えてみたり、と
怪しいヤツが、もしも事前にチョウチンを入手していたとしても
それを使って忍び込めないように
警戒などもしていた。
まぁ、そんな中でも、ある時に
そこの町の中で、とあるエリート役人が
帰宅途中に、何人かの、フテイのヤカラに襲われて
やられてしまったことがあった。

その、やられてしまった人は、なかなかのエリートだったようで
すぐに、町のお知らせみたいな感じで
公布された法律には、
「 つい先日、エリート役人である、誰々が、町中でやられちゃいました。
犯人の目星は一応ついているのだけど
逃げられちゃったので
そいつらが、どんなヤツラだったのか
特徴をできるかぎり書いて教えますので
みんなで探して捕まえましょー! 」
、、、とか書かれていた。
どうやら、その後、そのカイあってなのか
無事に犯人は発見できたようでして・・・
とにかく、血の雨が降るような時でも
その町では、その町なりに
ちゃんと警戒はしていたみたいで。。。
それに、なによりも、途中からは
あの有名な、剣の強い人達を集めた、警備隊も
町に出てきましたからねぇ~
とりしまりは、後から、はかどったようでして。
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