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2倍にして返せと言われて金を借りたら

いうそう

 

 

<質問の概要>

 

 

知り合いから、緊急の用事でお金を借りるときに

 

「倍にして返してね」 と言われて

 

他に金を借りるあてもないので

仕方なく、それで了承してお金を借りた場合

本当に倍(2倍)にして返さないといけないのでしょうか?

法的にどうなっているのでしょうか?

 

以上、よろしくお願いいたします。

 

 

 

<弁護士回答の概要>

 

 

利息制限法や出資法による規制がありますので

「倍返し」など論外です。

 

利息制限法によって定められた上限金利を、

超える金利でお金を誰かに貸した場合

上限金利を超える部分は無効となります。

 

また出資法によって定められた上限金利を

超えた金利でお金を誰かに貸した場合

貸した方には刑事罰があります。

 

「倍返し」は、どちらの法にも触れることでしょう。

 

以上、参考までに。

 

 

 

<私の考え>

 

 

たとえば、知り合いなどからお金を借りるときに

その知り合いから

「10万円貸してやるけれども、1ヶ月後に20万円にして返せ!」

と言われて、それで了承して契約を結んで

お金を借りた場合、その契約は

はたして有効なのか? というと

一応有効ではあります。。。。

 

( つまり元金10万円に対して、

利息として10万円をつけて返すという金銭貸借契約ですね。

知り合い同士といえどもなかなか10万円は貸してくれないので

「1ヶ月後に倍にしてお金を返す」ということで貸してくれたのなら

貸してくれた人は、まだいい人かも

金額 “10万円” も 返済期限 “1ヶ月” も

知り合い友人同士の限度ギリギリですかね )

 

 

しかし、契約した金利が

利息制限法によって定められている上限金利を超えていますので

超えている金利の部分は無効となります。

 

利息制限法により

「10万円以上100万円未満」のお金を借りた場合は

年18%の金利まで認められることになっています。

 

ならば、

「1ヶ月後に10万円を20万円にして返す」という契約の

年の金利はというと、、、

ちょっと計算してみましょう。

 

100,000(利息) = 100,000(元金)×x(年の金利)÷365×30(1ヶ月の日数)

・・・で、計算すると

大体ですが、x=12 と、出ます。

 

つまり約 年1200% の金利でお金を返すという

 

とんでもない契約を結んだことになりますね~(そんな馬鹿な!!)

利息制限法に完全に違反していますよねコレ。。。。

 

 

なので、先ほども説明したとおり

利息制限法によって定められた上限金利を

上回る金利での契約は

利息制限法の上限金利を超える部分だけ無効となりますので

元金10万円対する

倍返しの利息である10万円はほとんど認められず

利息制限法で定められた上限金利である年18%の利息である

1500円しか認められません。

つまり98500円の利息分は無効となります。

 

もちろんすでに無効分の利息を支払ってしまっているのであれば

訴訟を起こすなりして返還を求めることができます。

 

 

また出資法の規定では

個人が人に貸す上限金利は

年109.5%までとなっているので

今回のように「1ヶ月後に倍返し」の金利は

約 年1200%の金利なっていますので

出資法にも完全に違反していますよね。

 

この場合、1ヶ月後倍返しで契約して

お金を貸した方に

理屈の上では刑事罰があります。

 

 

・・・とにかく、

お金を誰かに貸す方、また、お金を誰かから借りる方

双方、利息制限法と出資法の存在を

ちゃんと意識すべきだと思います。

 

お金を一般人から借りたのであれ、

金貸し業者から借りたのであれ

どんな人との間の金の貸し借りにでも

利息制限法と出資法は適用されます。

 

 

利息制限法 の定める上限金利を超える金利で

 

お金を誰かに貸しても

超えた部分の金利が無効となるだけで

貸した方は特に罪には問われませんが

 

出資法 で定められた上限金利を超えると

 

貸した方は罪に問われます、理屈の上では。

 

( もちろん、利息制限法の定める上限金利よりも

出資法の定める上限金利の方が高いです。。。。 )

 

 

 

とりあえず、そういったことから

お金を誰かに貸す方は

利息制限法も守らなくてはいけないですが、

必ず出資法に違反しないように気をつけましょう。

 

( ・・・もちろん、お金を借りる方も

これらの法に定められた上限金利を

超えた金利でお金を借りていないか、

気をつけましょう。 )

 

 

 

でも、出資法に違反して、

実際に警察に事件化されるかというと

正直微妙なところでしょう。

 

特に今回のようなケースであれば

金貸し業者がいろんな人に

「倍にして返せ」と言って

金を貸し付けていたわけでもなく、

知り合い同士の間でのみの

やりとりの話ですし

10万円を20万円にして返す、という内容で

利息も10万円程度なので

警察は介入しないでしょう。

 

お互いに、もめるようであれば

当事者間で民事訴訟によって解決をはかるしかないでしょう。

 

 

私が、金を借りた方であれば

貸してくれた方に

「倍にして返す、ということで

お金を貸してあげたのに詐欺だ!」

と言われようが、倍にして返すことはしません。

 

なんか数千円のギフトを1つ買ってきて

それを利息として、

貸してくれた方に「ありがとう」と言って、

借りた元金とともに渡して済ませるでしょう。

 

とりあえず元金(借りた金)さえ返していれば

そもそも利息制限法によって無効となる利息を

訴訟を起こして取り立てることはできませんし

お金を貸してくれた方は、特になにもできないでしょう。

 

まぁ、もうお金は貸してくれないでしょうが

10万円を一度でも貸してくれたのなら

感謝すべきでしょう。

 

 

 

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